素顔を見せる機会がなくて……コロナ禍の「マスク美人」問題を上手に回避する方法とは?
コロナ禍の2020年、マスクはすっかり常用品のひとつとして日本に定着しました。この間に知り合った人には、まだマスク姿しか見せたことがない、なんていうケースも。マスクを取ったら「あれ? 何か違う?」と思われてしまう、「マスク美人」問題。どうすれば回避できるのか、ライターの鳴海汐さんが国内外の事例を基にリポートします。
「マスクフィッシング(Maskfishing)」とは?
実は欧米ではそういった日本での葛藤の先を行っています。「マスクフィッシング(Maskfishing)」という言葉が、スラングを多く掲載するアメリカのオンライン辞書「Urban Dictionary(アーバン・ディクショナリー)」に載っているほどです。
フィッシングとは詐欺のこと、つまりマスクをすることでより魅力的に見える現象を指します。そしてこの言葉が「マスクフィッシャー(Maskfisher、マスクをすることでより魅力的に見える人)」と共に、有名な新聞や雑誌のWEBニュースで取り上げられているのです。
アジア諸国と違い、これまでは普段からマスクをする習慣がなかっただけにこの世の中の流れは劇的でしょうし、もしかしたらアジア系以外の方が、目が大きく掘りの深い人が多い分、マスクによる影響が大きいのかもしれません。
個人的な感覚ではありますが、初対面がマスク姿だった白人、黒人、ヒスパニック系20人程度のマスクあり・なしの顔を見てきたところ、マスクをしている方が魅力的だと感じた人が6割ほどでした。アジア人と比べて多いでしょうか、少ないでしょうか。
彼ら自身も、「マスクを外すと別人って人いるよね」「誰だかわからなくなるくらい差がある人がときどきいる」と言っています。
マスクありの方が魅力的な人が多いと思うかについて、ちょっとばかばかしいかもしれないけれどと前置きして質問したところ、「実際、マスクをしている方が魅力的に見える人は多い。このギャップは皆が感じていることなのだから、くだらないことではないと思う」と返してきた人もいました。
やはりそのように感じている人が多いからでしょう。海外のデーティングサイト(婚活・恋活サイト)では、掲載するプロフィール画像のマスク姿は禁止としているところが出てきています(2020年10月28日付、『Forbes』)。
もはや無視できない現象になってきているということなのだと感じます。
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