【東京・ロンドン徹底比較】店員は顎マスク、ハンドドライヤーも稼働中 「コロナ対策」に出るお国柄の違いとは?
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策。マスクやアルコール消毒といった基本的な対策にも、それぞれの国で微妙な違いがあるようです。2020年9月現在、仕事でイギリス・ロンドンに滞在するライターの鳴海汐さんが、東京とロンドンの違いをリポートします。
日本より割高、1枚約70円
東京で一番メジャーなマスクの色は、サージカルマスク(不織布マスク)の白。韓国好きの若者を中心に黒の布マスク、夏はグレーの冷感マスクをしている人を多く見かけました。
一方、ロンドンでは、青と黒が主流です。欧米ではサージカルマスクは青が一般的。内側が白、外側が青となっています。白い面に吸水性があるとのことです。
特に青のサージカルマスクを着けている人が多いので、ひょっとしたら日本より安いのではないかと考えましたが、一般的な価格は、10枚入りで5ポンド(約703円)です。
例えば大型スーパーの入り口付近にあった特設コーナーでは、やはりマスクは10枚入りが5ポンド。おひとりさま3点までとなっていて中国製でした。ていねいに、1枚あたり50ペンス(約70円)といった記載がポップにありました。
都内では、50枚入りのマスクは1500円程度で売られていることが多く、1枚30円程度。
経済協力開発機構(OECD)のデータによると、2019年の賃金水準でみると、イギリスは日本の1.2倍です。それに比べても、こちらではマスクが割高です。何人かに聞いたところ、毎日取り換える人とそうでない人が同じくらいいました。
布マスクについては、黒が圧倒的に多いです。白はあまり見かけません。実はサージカルマスクも、黒が販売されています。筆者の友人もネットで見かけて、「お! これはかっこいい」と思って買ったそうです。
フェースシールドは、たまに60代くらいの女性や子供が装着しているのを見かけます。店舗のスタッフであっても、移動中の市民であっても、マスクと併用しているパターンは見かけません。
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