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皆様、突然ではありますが、私は明日、命を終えるかも知れません。
本当はもっと生きたいけれど、万が一のことがあるかも知れないので、今、言います。
皆様には生きていく上で数えきれない学びと経験、そして愛をいただきました。
私が、きちんとそれを受け止め、自分の成長の糧（続）
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Conversation
とし、そして、御恩を返せたか、自信はありません。
それよりも、自分の未熟さ故に、恩を仇で返したこともあったはずです。
お詫びするには遅すぎたかと、今、悔やんでも仕方ないのですが、（続）
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私がしてきた数多くのご無礼について、謝らせて下さい。
本当に、申し訳ございませんでした。
そして、この世を去る間際だからこそ、私の秘密を聞いてください。
私は、薬物依存症患者です。
薬物を共と言い仲間だとする、薬物の奴隷です。
私は、薬物で近藤聡を殺したのです。
薬物など（続）
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知らなければ、あなたが知る近藤聡は、今も幸せで豊かな人生を生きていたはずです。
そして、今、目の前にいる近藤聡は、殺人者であり、薬物に魂を売った人間もどきです。
その、人間もどきだからこそ、皆さんにお願いがあります。
近藤聡を許さず、信用せず、常に監視して下さい。少しでも不穏（続）
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なことがあれば、躊躇なく、本人の意思を無視して、警察を動かして下さい。
そして、近藤聡に二度と薬物を使わせないで死なせてほしいのです。
なぜなら、それが、殺された近藤聡が彼に課した罰であり、殺人者近藤聡が唯一、死後に近藤聡と出会える条件だからです。
殺された近藤聡の無念を、（続）
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近藤聡に二度と薬物を使わせないで天寿を全うさせることで、晴らしてやってほしいのです。
近藤聡は、意志の弱い人間です。
ひとりでは、たちまち薬物を使います。
近藤聡をサポートする必要はありません。
許さず、信じないで、常に監視してほしいのです。
そして、近藤聡をあの世で近藤聡に（続）
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合わせてやって欲しいのです。
近藤聡が許されるかどうかは、殺された近藤聡がどうするかしかありません。
しかし、それすら、殺された近藤聡ができないなんて、浮かばれません。
どうか、近藤聡を許さず、信じず、常に監視してください。
クリーンなまま、にどと薬物を使えないで天寿を全う（続）
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させるという、近藤聡にとって最も重い罪を死ぬまで与え続けて下さい。
近藤聡は弱くて哀れな人間なのです。
しかし、そんな近藤聡にも、生きる使命があります。
それは、「近藤聡みたいな大人、近藤聡のような人生にはなりたくない」と馬鹿にされ、忌み嫌われることです。
「近藤聡には（続）
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なりたくない」
「近藤聡のような人間になってはいけない」
と、嗤い憐れみをかけて欲しいのです。
しかし、それで足りるのではありません。
近藤聡を嗤い憐れんだ後に、
「どうしたら、近藤聡のようにはならないのか」
を考えてほしいのです。
そして、見つけたソレを実行し、自分の人生を、（続）
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そして、あなたが、豊かで幸せな人生を全うしてください。
それが、近藤聡が、人生や人間の忌み嫌われるサンプルとして生き続ける意味なのです。
ここまで、近藤聡が言ったので、もう一つ、願いを聞いてください。
薬物依存は、人間が克服していない不治の病です。
薬物依存から逃れるのは、死（続）
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を選択することしか、ありません。
薬物は、自分から人間に近づいてはきません。
そこに佇んでいるだけです。
しかし、一度誰かが手を出せば、自分を傷つけ、本当は得て当然の豊かで幸せな人生を薬物と交換し、自分の命が尽きるまで、人間は薬物の奴隷になるのです。
人間が作った薬物が、人間を（続）
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頼んでもいないのに、人間が自ら放棄する存在になっているのです。
薬物が人間をダメにするのではありません。
人間が薬物より強い存在だはないことが問題なのです。
薬物は、人間が、喜んで自分を不幸にしている事実をどう思っているでしょうか。
そして、人間は薬物依存を克服することが出来（続）
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