1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 同級の女子高生殺人未遂、入学直後に不満か、担任に再度の席替え求める/横浜

同級の女子高生殺人未遂、入学直後に不満か、担任に再度の席替え求める/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2010年6月17日(木) 23:47

横浜市港北区篠原台町の私立清心女子高校で、授業中に1年の女子生徒(15)が同級生を刺した事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された加害生徒が「5月末に席替えがあったのに(被害生徒と)また隣同士になり、憎くなってしまった」と供述、さらに席替えするよう担任教諭に求めていたことが17日、港北署の調べで分かった。同署は同日、加害生徒を送検。入学直後に、被害生徒(15)に不満を抱くきっかけがあったとみて、慎重に調べている。

同署は同日、加害生徒宅の部屋を家宅捜索し、凶器の果物ナイフが入っていたとみられるプラスチックケースと日記を押収。日記は1~2ページしか書かれていないが、今月上旬の心情などがつづられていたという。

同署の調べによると、2人が在籍しているクラスで5月末に席替えが行われ、2人は窓際の一番後ろの席で隣同士になった。その後、加害生徒が教諭にもう一度席替えを求めたが、教諭は「みんなで決めたことだから」と諭し、応じなかったという。

同校は17日も授業を取りやめ、全校集会を開いて事件について説明。永野多嘉子校長が「こうしたことを二度と起こしてはいけない」と命の大切さを訴え、泣きだした生徒もいた。集会後のホームルームで、重体となっている被害生徒の回復を祈って千羽鶴を折ったという。被害生徒と仲が良かったという別のクラスの1年生は「2人の間のトラブルはよく分からない。突然のことで驚いている」と話した。

【】

社会に関するその他のニュース

時代の正体 歴史に向き合う佐渡島の金山問題 政府は強制労働認知を 市民団体が声明

新型コロナ「まん延防止」延長なら転入転出期直撃 受難の不動産業界

県内交通取り締まり 1月27日

東名あおり差し戻し審 運転行為との因果関係など争点整理

建設石綿訴訟、神奈川初の和解 元労働者ら19人に2億円

真鶴・松本町長を刑事告発へ 町民有志、公選法違反で