授業中刺され重傷 横浜の女子高、殺人未遂容疑で隣席生徒逮捕
15日午後0時15分ごろ、横浜市港北区篠原台町の私立清心女子高校の教室で、1年生の生徒(15)=同市金沢区=が同級生に果物ナイフのような刃物で右脇腹を刺され、重傷を負った。神奈川県警港北署は隣の席の生徒(15)=同市鶴見区=を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
同署によると、加害生徒は「日ごろからうるさいと思っていた。憎くて、けがをさせてしまえという気持ちになった」などと供述。刃物は13日に市内のホームセンターで購入したという。
同署や同校によると、2人は窓際の最後列の席に隣り合って座っており、4時限目の国語の授業中、加害生徒が座ったまま被害生徒の脇腹を刺した。「痛い」という声で前列の生徒が気づいた。
被害生徒は明るく活発で、加害生徒はおとなしい性格だったという。2人は4月の入学時に席が隣り合い、5月末の席替えでも隣同士になった。加害生徒は、近くに被害生徒と親しい友人が集まり、「うるさくて先生の声が聞こえなかったり、自分の机に荷物を置かれたりした」と話しているという。
同校の永野多嘉子校長は記者会見し「このような事態が発生し非常に残念。被害に遭われた生徒、保護者の方には大変申し訳ないと思っている。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。