「作業が行き詰まったら温泉へ」 今後、旅先での仕事がイケてる時代が来るかもしれない
新型コロナウイルスやテレワーク拡大を背景に、政府が「ワーケーション」の普及を推進しています。仕事(work)もしながら休暇(vacation)を楽しむ、というこの施策、批判がある一方で思わぬメリットもあるのだそう。実践経験のあるライター鳴海汐さんが解説します。
突如現れた「ワーケーション」という言葉
新型コロナウイルス感染拡大の波が再び到来するなか、政府から「ワーケーション」の提案がありました。ワーケーションは、観光地など旅先で仕事をする働き方で、仕事(work)をしながら旅(休暇、vacation)も楽しもうというもの。
テレワークができない職種の人々の反応は冷ややか。できる人であっても、「仕事は仕事、旅行は旅行。しっかり分けたい」「どっちつかずで中途半端になりそう」といった声が、テレビから流れてきます。
もちろん旅行だけを純粋に楽しめる方がいいには決まっています。しかし有給休暇が取得しづらい人が多い日本です。2020年春、新型コロナの影響でテレワークに踏み切った会社が続々と現れた際、1年後くらいにはワーケーションをする人が増えるだろうと筆者は確信したところでした。
ライターは、特にワーケーションを実践しやすい職種です。これまで国内外で実践してきた経験から、そのメリットをお伝えしたいと思います。
まずは、意図せずワーケーションになってしまった経験です。
家族で近場の温泉旅館に1泊する予定がありました。出発の朝、締め切りが1週間ほど後のはずの仕事がなんとなく気になり、念のため締め切りを確認したら、翌日の昼が締め切りと判明。しかもボリュームのある仕事でした。めったにない大きな勘違いに冷や汗でしたが、取りあえず出発。
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