【搭乗ルポ】羽田発「国際線」 コロナ禍で乗客まばら、機内は厳戒態勢……と思いきや実態は?
新型コロナウイルスの感染拡大により、国内旅行にも慎重な人が少なくない現状、海外へと飛ぶ空の便はどうなっているのでしょうか。2020年8月に仕事で羽田空港から渡英したライターの鳴海汐さんが、機内での様子などをリポートします。
航空会社選びに難航
フライトの状況をお伝えする前に、航空会社選びもトリッキー(ややこしい)でしたので、そのお話をしたいと思います。
筆者はもともと2020年3月に渡英する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大でキャンセルになったという経緯があります。
その際に搭乗予定だったエミレーツ航空(アラブ首長国連邦)のチケットを同額分のクーポンとして保管していたので、それを利用しようと考えていました。これはドバイ経由の乗り継ぎ便になります。
しかしアラブ首長国連邦は英政府発表の自己隔離免除国には入っておらず、さらに乗り継ぎであってもドバイでは陰性証明の持参が求められたため、検討の末に使用を断念しました。
乗る側としては、陰性証明を持った乗客だらけの方が安心と言えば安心ですが、1日たてば結果が陽性になるかもしれないものなので、検査に4万円ほどかける意味が見いだせなかったからです。
英国自体は、入国者全員に検査を行っているわけではなく、自己隔離が免除であっても14日間の滞在先を事前にネットで知らせることになっているというのが、入国に関する唯一のコロナ対策です。
直行便は価格が高いので乗り継ぎ便にしたのですが、経由国は感染傾向が落ち着いていそうなトルコを選びました。スペインやフランスなど、次々に英国の自己隔離免除リストから外れていったので、日本とトルコがいつ外されるかとひやひやしながら毎日確認していました。
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