【搭乗ルポ】羽田発「国際線」 コロナ禍で乗客まばら、機内は厳戒態勢……と思いきや実態は?
新型コロナウイルスの感染拡大により、国内旅行にも慎重な人が少なくない現状、海外へと飛ぶ空の便はどうなっているのでしょうか。2020年8月に仕事で羽田空港から渡英したライターの鳴海汐さんが、機内での様子などをリポートします。
全員マスク着用で感染は数千分の1
機内は空気が2~3分ごとに入れ替わっているし、新型コロナウイルスのしぶきを吸着する高性能エアフィルターがあるので安全と聞いたことがある人も多いでしょう。それでも、満席に近いと焦りを覚えます。
これは4時間のフライトでしたが、2時間のフライトにおける感染確率についての興味深い記事が最近出ています。
マサチューセッツ工科大学のスローン経営大学院の統計学教授であるアーノルド・バーネット氏によれば、全員がマスクを着用している場合、満席では感染可能性は4300分の1です。1席ミドルシートを空けた場合、7700分の1になります(2020年8月20日付『CNN travel』)。
これを多いと見るか、少ないと見るか。
乗り継ぎの機内は、見たところアジア人は筆者だけで、中東っぽい人ばかりでした。入国審査の列に並ぶ人をみても、日本人はおらず、最初に飛行機が一緒だった日本人たちは、違う国に行ったようです。
ウィズコロナの時代、東京でも人が動いているのは事実ですが、世界はそれ以上に動いているという印象を持たざるを得ないフライト体験でした。
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