体験者わずか7% いっとき話題のオンライン飲み会、「早くも下火」は本当か?
外出自粛期間中だった2020年春、テレビなどのマスコミがしきりに取り上げた「オンライン飲み会」。しかし実際に経験した人は少なく、早くもその名を聞く機会はだいぶ減りました。しかし「大人世代にとってのブームはむしろこれから来るのでは」と、ライターの鳴海汐さんは予想します。
赤裸々トークはちょっと難しい
さて、飲み会を終えて一番の課題だと感じたのは、皆がそれぞれ家にいると、それぞれの家族が近くにいるので話がしづらいということでした。
家の構造や家族構成、タイミングによりますが、家族に聞かれたくないような話はできないので、比較的当たり障りのない会話になりがちです。リアル飲み会では普段、恋愛や家族の愚痴(ぐち)を話すメンバーなだけにそう感じました。
オンライン飲み会の他の参加者の声は、イヤホンやヘッドホンをすることで周囲に漏れませんが、自分自身が発する声は同居の家族に聞かれる可能性があります。
将来、これが解消できるような、例えば「消音のヘルメット」みたいなものが開発されたら、飲み会のみならずオンライン通話の利用価値はさらにぐっと上がるでしょう。
なんでもかんでもざっくばらんには話せなかったこともあり、ますますリアルで会いたくなったのは良い効果だったと言えそうです。
今後リアルとオンラインの使い分けが進むにせよ、子育て中だったり、転勤・出張で遠方にいたりと諸事情の多い大人世代にとって、オンライン飲み会は平素から何かとメリットの多い便利なツール。
もし、「どうせマスコミが騒いでるだけでしょ」と敬遠していた人がいるのなら、ぜひ一度試してみることをお勧めしたいと思います。
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