SNSで誹謗中傷してる人に伝えたい 日本にうっすら根付く「性善説」を取り戻そう
SNSなどネット上での誹謗中傷が社会問題として注目される日本。しかし日本は本来、「性善説」に基づいて成り立っている社会だと、ライターの鳴海汐さんは指摘します。こんな時代だからこそ、あらためて一緒に考えてみませんか。
駅改札の再入場で対応がわかれる日・英
個人的な経験ベースではありますが、日本では駅員さんに説明したら、大抵入れてもらえます。またうっかりミスでなくとも、次の電車まで時間が空いてしまうので、いったん入った改札の外にあるコンビニや自販機に行きたいと伝えれば、筆者の最寄り駅では快諾してもらえます。東京都内の別の駅でも、同じ対応をしてもらえました。
イギリスではシンプルなシステムを追求しているのか、乗客がキセルする可能性を無くすことに重きが置いているのか、理由がわかりませんでしたが。日本では乗客のミスやイレギュラーな事態をその都度駅員がジャッジする柔軟さ、臨機応変さがあるように感じました。
またこれもイギリスの話ですが、券売機で切符を購入した際に発行される領収書など何枚かの印字物のうち1枚を取り忘れたことがありました。あろうことかその1枚が一番大事な切符だったのですが、その切符は次のお客さんが持って行ってしまったようでした。
対応を求めたところ案内所や駅員の切符販売所をたらい回しにされてしまい、最終的な結論は「再発行は無理」とのことでした。確かに切符を人に渡すなど悪用の可能性も考えられるので仕方ないかもしれません。
2020年現在はわかりませんが20年ほど前の当時の日本では、切符の紛失を性善説で対処していたので、海外は融通が利かないのだなと面食らった経験でした。
もし道端に1万円札が落ちていたら……?
もうひとつ、海外との感覚の違いを実感した話を。ロンドンの語学学校で、「これまでの人生でお金を拾ったことがあるか」という話題になり、生徒たちが順番に回答していくことになったときのことです。
15年近く前になりますが、筆者は通勤途中に1万円札を拾ったことがあります。JR新橋駅を出て人気のない朝の道をオフィスに歩いて向かっていたところ、道端に1万円札が落ちていたのでした。拾い上げて前方を見ると、また違う1万円札が! 風が吹いてきて、さらなる1万円札が数枚、宙を舞いました。
飲み会の翌日で寝不足ぎみだったので、これは現実なのか夢なのかと軽く混乱。記憶が不確かなのですが、トータルで5万円から7万円くらいだったかと思います。
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