外出自粛に疲れ、財布の中身も寂しい都会人にとって「農業バイト」がぴったりな理由

新型コロナウイルスの感染拡大は第1波の収束に向かいつつあり、少しずつ以前の日常を取り戻し始めている日本・東京。長い自粛生活によって、心も身体もお財布も疲弊しきっている人もいるのではないでしょうか。それらを癒やすのに「農業バイト」がいいと指摘するのは、ライターの鳴海汐さん。自身の体験をリポートします。

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想像以上に暑さがこたえる

 また、デメリットというか筆者が一番きついなと感じていることは、暑さです。

 とにかく暑いです。天気予報で22度と聞けば大したことがなさそうな印象ですが、実際はけっこう日差しが強く、暑くて汗をかきます。前述のように大して動き回らないのに、暑さのせいか体がぐったりします。午前中の作業だけで、午後は使い物にならないくらい疲れることもあります。

 あと想定内ですが土ぼこりが立つので、マスクをしていても口や鼻の中までほこりが侵入してきます。

農業バイトの探し方

 メリット・デメリットを両方紹介しましたが、それらを総合してもやはりなかなかに魅力が満載の農業バイトです。

 首都圏で探すなら、まずはYahooやGoogleで「農業 バイト 東京」と検索してみてください。件数は多くはないですが、各サイトが検索結果として上がってきます。

 2020年6月上旬時点では「農家のおしごとナビ」でなんとお台場での仕事が見つかります。「タウンワーク」では昭島市、「求人ボックス」では江戸川区、「あぐりナビ」では神奈川県横須賀市や伊勢原市のバイトが見つかる、といった具合です。

 ちなみに筆者のバイト仲間は、今回の募集をインスタグラムで見つけたと言っていました。少し前にツイッターで、外国人労働者が今いないので高原野菜の収穫バイトの募集をしているという投稿があり、多くの反応があったのも印象的でした。

 SNSが有効なのは、総合農業情報サイトの「マイナビ農業」が2017年8月に、楽天の農業メディア「農むすび」が同年11月にオープンするなど、若い世代の農業への関心がここ数年で高まっているといった社会的な変化も関わっているのでしょう。

東京の農の魅力を伝えるサイト「TOKYO GROWN」(画像:東京都農林水産振興財団)

 東京都の総面積の3.4%(7130ha、2015年時点)は畑です。江戸川区のコマツナが有名ですが、東京23区ではほかにも、キャベツ、ブロッコリー、エダマメ、鉢花などが栽培されています。

 今回の新型コロナウイルス感染拡大では、国内の自給率が問題になりました。今後、農業が盛んになっていく可能性、十分に考えられます。

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【気になったらチェック】農業の求人を探せるサイト4選

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