外出自粛に疲れ、財布の中身も寂しい都会人にとって「農業バイト」がぴったりな理由
新型コロナウイルスの感染拡大は第1波の収束に向かいつつあり、少しずつ以前の日常を取り戻し始めている日本・東京。長い自粛生活によって、心も身体もお財布も疲弊しきっている人もいるのではないでしょうか。それらを癒やすのに「農業バイト」がいいと指摘するのは、ライターの鳴海汐さん。自身の体験をリポートします。
ギックリ腰を回避できそうなワケ
重いものを持つことについては、そこまで無理をしなくてもよいと言われています。例えば玉ねぎが入ったコンテナは、人と一緒に持っていいので、今のところギックリ腰になっていません。
日焼け対策は、できるだけ紫外線(UV)カット製品を利用して、休憩時間にたっぷり日焼け止めを塗るようにしていますが、顔が少しずつ黒くなってきているように思います。ある程度は仕方がないですね。
さて、農作業は運動になるかというところについて。
物を運んだり歩いたりはしますが、想像よりずっと座り仕事が多いのが実情でした。玉ねぎは地中に埋まっているので、地面に座り込んで作業するのです。同じ体勢で周辺にある玉ねぎをまとめて引き抜き、またちょっと移動して引き抜く、といったような状況です。
座り込まず、次に動きやすいようしゃがんで作業すると、人によっては脚が筋肉痛になります。また腕や肩、腰は、同じ体勢が多いせいか筋肉痛になります。
そんななか、最も動かすのは、実は指です。葉や根を切るのにひたすらハサミを使うからです。ハサミの切れが悪いと、変に力を入れるので、腱鞘(けんしょう)炎になりそうになります。
道具選びと同様に、どうしたら自分の体は筋肉痛になりにくいのかを日々試しながら、持続可能性を考えるのが大切です。
農業バイトのメリットとは
農業バイトのメリットはなんでしょうか。
屋外のせいか、職場の雰囲気がおおらかでのんびりしています。自主的にスピードアップを探ることはあっても、雇い主からせかされることは、今いる現場ではあまりありません。
「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声が聞こえたり、ふいに吹く風のさわやかさを味わったり。てんとうむし、バッタといった昆虫や、かたつむり、ナメクジ、毛虫、さらには野ねずみ、ヘビが現れる自然豊かな環境です。
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