マスク自作も再現レシピも「やればできるじゃん」 コロナで分かった、現代人のたくましきサバイバル精神
外出自粛の期間中、手作りマスクやセルフ髪カットなど、必要に迫られてさまざまな「初チャレンジ」に臨んだ人が数多くいたようです。現代人がすっかり忘れていたサバイバル精神やDIYマインドを取り戻したことについて、ライターの鳴海汐さんが総括します。
テレビ番組の出演者もセルフ散髪
ものづくりだけでなく、DIYマインドが必要とされたのがサービスです。
美容室に行くことができず、伸び続ける髪にフラストレーションを感じる人が多かったため、セルフカットの方法がネット上で出回りました。前髪くらいなら自分でも、とカットに挑戦した人は少なくないでしょう。
セルフカットというと女性のイメージがあるかもしれませんが、テレビ朝日系列の情報番組『モーニングショー』のコメンテーター玉川徹氏も、耳にかかる部分をセルフカットしたと話していました。画面を通して見る限りは、まったく違和感はありませんでした。
DIYといえば、家のメンテナンスが最もイメージされるジャンルです。
2020年の2月、東京を含む関東地方で相当な強風が吹いた日があったのを覚えていますか? 2019年の台風被害もあったので、その翌日、筆者の家では窓ガラスの飛散対策が議題にのぼりました。
すでに新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていたため、職人さんにお願いするのもはばかられます。セルフでやるしかない、担当は筆者となり、通販で「飛散防止フィルム」を取り寄せ。
窓の寸法に合わせてフィルムを切り、洗剤を溶かした水を窓とフィルムに吹き付けてから、窓にフィルムを配置し、硬いヘラでしごきながら入り込んだ空気を抜いて貼り付けていきます。
元・大家族のため部屋数が多く、窓が多い造りのため、食器棚を含めたら計70枚以上のガラスにフィルムを貼ることになり、苦行とも言える日々でした。気泡が入ったままのところもあって仕上がりは素人でしたが、ひとりでやり切った自信は「システムキッチンの壊れた食洗機の取り換えも自分でやる」と提案して家族に却下されたほどです。
おすすめ
New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画