マスク自作も再現レシピも「やればできるじゃん」 コロナで分かった、現代人のたくましきサバイバル精神
外出自粛の期間中、手作りマスクやセルフ髪カットなど、必要に迫られてさまざまな「初チャレンジ」に臨んだ人が数多くいたようです。現代人がすっかり忘れていたサバイバル精神やDIYマインドを取り戻したことについて、ライターの鳴海汐さんが総括します。
ギョーザ皮もクロワッサンも自作
外食もままなりませんでした。
筆者を担当している女性編集者は、板橋区前野町の「中華ソバ 伊吹(いぶき)」に代表される「セメント系ラーメン(煮干しをふんだんに使ったセメント色のスープのラーメン)」が食べたくて、でも外出ができないので、ネット検索して個人ファンが紹介している再現レシピを発見し、自宅で作ってみたそうです。
ラーメンはかなり手間と時間がかかるもので、なかなかのマニアでないと取り組まない難関です。
筆者はというと、港区新橋のカレー店『ザ・カリ』の、辛さで地肌の毛穴が全開しそうなシャバシャバなカレーをなぜか急に思い出し、いてもたってもいられず再現レシピに頼りました。
ほかには足りなかったギョーザの皮、肉まん、クロワッサン、毎日シロップに火を入れて10日かけてつくるオランジェット(オレンジの皮のチョコレート掛け)などに挑戦。
普段なら面倒で敬遠してしまうことに取り組めたのは、外出自粛によって食欲と時間がこれまでになく湧き出ていたからです。
皆が欲しくてたまらないのは、食べ物だけではありません。
世界的な都市封鎖や外出自粛により入手困難となったニンテンドースイッチをどうしても手に入れたい人が、友人を雇って自作したという驚愕(きょうがく)のニュースがアメリカから届きました(2020年4月19日付、GIZMODO)。
交換パーツによる作り方をネットで公開して世の中に共有する精神もすてきです。
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