日本刀横領容疑で再逮捕 福井、業者の男は否認
福井署は25日、預かった日本刀を返却しなかったとして業務上横領の疑いで、福井市照手1丁目、刀剣類販売修理「勝山剣光堂」の経営者、勝山智充容疑者(47)を再逮捕した。「預かったのは事実だが横領はしていない」と否認している。
再逮捕容疑は平成26年12月ごろ、横浜市の男性(55)から刀のさやの制作依頼を受け日本刀1本(72万円相当)を預かり、返さずに横領した疑い。
同署によると、男性は返還を求めたが、勝山容疑者が応じないため昨年12月、横浜地裁に提訴。今月、返却を命じる判決が出た。
勝山容疑者は福岡県久留米市と富山市の男性から預かった日本刀を横領したとして今年5、6月に2度逮捕された。同様の被害が約80件寄せられており、福井署が調べている。