抜井規泰@nezumi32·Jan 3SDGsを、僕は完全に勘違いしていた。 どういう勘違いか。 脱炭素とかカーボンニュートラルを、リベラル界隈などの「意識高い系」が唱える「富める者たちが負うべき負担」ーーと勘違いしていた。 全然、違う。 脱炭素は21世紀の産業革命だ。乗り遅れると、日本の産業は先進国の「下請け」に失墜する。41362293
抜井規泰@nezumi32·Jan 3Appleの時価総額が、史上初めて、3兆円を突破。東証一部上場企業の全時価総額の半分という、巨額だ。 その高騰の引き金は、電気自動車への算入の期待感だという。 日本では石炭火力がいまだに幅を利かせている。そこで「石炭燃やして作る電力に頼る電気自動車なんて、うぷぷ」ーーという批判がある。56558
抜井規泰@nezumi32·Jan 3この批判は、世界が見えていないのではないか。 世界では「将来、電力は無料になる」ーーという大胆な推測すらある。 小池知事が、新築物件への太陽光パネル設置をぶち上げた。 僕は大賛成だ。 すると、ウヨ界隈からのこんな批判を目にした。 中国が席巻する太陽光パネルを強制するのかーーと。3820941
抜井規泰@nezumi32·Jan 3これもまた、分かっていない。 日本はかつて世界の太陽光パネル市場を完全に牛耳っていた。それが凋落した理由は、猪瀬直樹さんの「カーボンニュートラル革命」に詳しいので、そちらを読んでからご意見を賜りたい。 いずれにしても、SDGsや脱炭素を「負担」と捉えているようでは、日本経済は危うい。23652
抜井規泰@nezumi32·Jan 3昨年末、猪瀬直樹さんの麻布の事務所で2時間ほど、意見をうかがった。 トヨタが、なぜ水素エンジンにこだわるのか。それは、電気自動車への危機感からだ。 ガソリンエンジン車の部品点数は、約3万点。それを製造し、運搬し、在庫と生産を管理し、組み立てる。これが、自動車産業の「裾野の広さ」だ。36043
抜井規泰@nezumi32·Jan 3部品点数が格段に少ない電車自動車は、感覚としては、家電だ。電子レンジや冷蔵庫の生産に近い。その生産に、自動車作りに必要な熟練工も精密な部品製造も必要ない。 電気自動車の部品の少なさは、トランクの広さを見れば一目瞭然。エンジンがないからボンネットの下は空っぽ。後部トランクも広大だ。1217463
抜井規泰@nezumi32·Jan 3これは、先日試乗したテスラのインパネ。 中央に大きめのタブレットのような液晶画面があるだけで、スピードメーターはもちろん各種計器類も一切ない。そりゃそうだ。エンジンを冷やすラジエーターほか水回りも、エンジンを循環するオイルもないんだから。水温計も水量計も油温計も油量計も必要ない。21247104
抜井規泰@nezumi32·Jan 3トヨタは、我が国の広大な自動車産業の裾野を守るために、いま、水素エンジンという内燃機関の開発に固執している。 トヨタの思惑通りに水素エンジンが開発され、日本中、いや世界中に水素スタンドが設置されれば、水素に勝ち目も出てくるだろう。 ただ、世界はどう評価しているか。1919379
抜井規泰@nezumi32昨年11月に、テスラの時価総額が1兆円を超えた、というニュースが流れた。 トヨタ自動車の時価総額の3倍だ。 これが、いまの世界の評価だ。 SDGsを、「負担」と捉えているようでは、日本の未来は、中国はじめ新興国の下請けーーではないか。10:43 PM · Jan 3, 2022·Twitter for iPhone47 Retweets57 Quote Tweets66 Likes