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2017/01/22 13:36
近年、テレビや雑誌などで取り上げられる事が多くなった腸内フローラ(腸内細菌叢)でしょうが、この腸内細菌が果たす役割やその重要性については、まだまだ研究過程でもあり認識不足であると感じています。そうった微生物(細菌)に関心を持って頂けるのは良い傾向であると私は思います。なんもかんも除菌・抗菌で菌を悪者にしてしまう風潮もありますが、私にとって見れば何の意味のない情報でもあります。もちろん悪さをする菌はいますが、善玉菌まで悪者にしているからそうなっているのではないでしょうか。除菌よりも整菌といったやり方が正解であると考えます。この微生物(細菌)は生命体はもちろんのこと、この地球環境維持にとってもっとも重要な位置づけにあります。その辺を照らし合わせながら、私たちの腸内環境のちょっと踏み込んだお話をしてみようと思います。
腸には大きく十二指腸、小腸、大腸、虫垂といった器官で成り立っていますが、それぞれに担当する役目があります。
まず十二指腸ですが、ここは腸への入り口で、膵液(膵臓)、胆汁(肝臓)といった消化液が分泌されるところです。便が黄色っぽいのはこの胆汁のせいですね。黒っぽい方は気をつけて下さい。次は小腸になりますが、その長さは6mあまりにもなり、食べたものを消化吸収しているところになります。そこでせっせと活躍するのが腸内フローラといった腸壁にへばりついた細菌群になります。腸内細菌(微生物)も私たち体の細胞と同じ構成を持っている、要するに真核生物になります。腸内細菌自身も生命活動のために食べた栄養素を横取りして成長増殖しているのです。横取り?悪者に見えますが、そうではないので安心して下さい。腸細菌は炭水化物をエネルギー源にビタミン、酵素等の微量栄養素を製造しているのです。人間はビタミンCに関しては自ら精製することを止めてしまったのですが、それ以外のほとんどのビタミン類は腸内で精製する事ができます。もちろんそこには多種細菌がバランス良く生存した腸内フローラが出来上がっていて、必要な栄養が食材から摂取できている事が前提となります。小腸で行われている作業は、要するに味噌・お酒・醤油といった発酵食品において麹菌等が製造するあのシステ
ムと同じになります。私も自ら味噌をつくりそれを試した事がありますが、多種ミネラル(超ミネラル水)を使って仕込むとすばらしく栄養価の高い美味しい味噌ができるのです。以前もこのブログで紹介した事もありますがあの味噌になります。色々な味噌の栄養素とエネルギーを測ってきましたが、今のところこれを追い越す味噌はありません。ひとつ、照沼勝一商店(茨城)で作っている、材料にこだわった味噌ですが唯一ほぼ同レベルの味噌になります。こちらは楽天でも販売したいなーと思っております。自家製味噌は私の家では欠かせない栄養源となっています。
微生物の収容な役目として上げられるのが土壌の栄養精製になります。野菜つくり農家の方は良くご存知と思いますが、微生物の繁殖した土壌は熱が発生していて、寒い日であれば湯気が立ち上るといったことが起こります。私も農家育ちでそれは何度も目にしています。熱はミトコンドリアが作る真核生物のエネルギー源です。そういった微生物が土の中でせっせと栄養を作っているのです。その栄養は植物系の栄養素となるのです。また、土壌細菌は、地球で一番体積の多い重要な生物であるミミズの栄養にもなります。ミミズの話は別の機会でするとして、こういった土壌で植物を作れば栄養価満点の野菜もできるのでしょう。ところが、今の大半の農業はそうなっていないのが現実です。農薬、科学肥料、除草剤等をふんだんに土に振りかけているのです。そういった事をすれば細菌と一緒に栄養素も消えさってしまいます。さらに植物は栄養過多となって必然と毛細根を張らなくなってします。それで根酸によるミネラル吸収が妨げられているのです。そういった野菜を私たちは食べている訳でどんどん栄養不足になるのは当然のことかと思います。栄養不足の食材は腸内細菌にも大きな痛手を与えてしまいます。
さらに追い討ちをかけているのが、抗生物質やホルモン剤といった薬漬けで育った家畜の肉を食べている事にあります。こういった石油精製系の薬品は腸内細菌の毒になる事は当然になります。また、風邪薬・鎮痛剤・安定剤等は腸内環境維持のために極力飲まない事をお勧めします。
小腸は栄養吸収と栄養生成といった作業を営む器官になる事はお分かりできたと思いますが、その細菌は食べ物より取り入れられる事になります。その代表に乳酸菌やビフィズス菌といったものがあるでしょうが、空気中にもそういったたくさんの菌がうようよ浮遊しておりそれも同時に口の中に入っていきます。外から体内に入っていく細菌の意味には外界の情報を生命(細胞)に伝える使命もあるのです。必要とされる細菌は腸より吸収されその情報を血液に乗せて全身をめぐります。その情報は生命の理性をも司る重要な要素であり、細菌バランスの喪失は私たちの精神活動にも大きな影響を与えてしまいます。落ち着きがない、すぐに切れる、善悪判断が自然にできない人間が育っていく理由がそこにあります。ある学校の話になりますが授業にならないほど荒れた学校があり、その子供の食事に目をつけ自然食に替えたところ成績優秀な学校にまで一遍してしまったの有名な話です。
いよいよ次は大腸になりますが、その入り口に虫垂という器官があります。医学的にはその機能は果たしていないという痕跡扱いになっているようですが、とんでありません。生命の器官で不要なものはありませんしDNAはそれを作りません。DNAによって操作されるシステムは自然摂理に順じるものです。まったくといって良いほどミスは起こらないと言って良いと私は断言します。遺伝子システムは無用なものを体に作りません。DNAは自然界の情報によって逆に操作されています。たとえば癌といった細胞や、糖尿病になった方の細胞もその人の体においてはまったく正常に機能している細胞になります。ですからそれを否定し制御する治療ではそれを治すことはできないのです。この虫垂といった器官は、急性虫垂炎(盲腸)といった悪さをする時があり、その激痛は経験された方も多いことでしょう。私は残念ながらこの歳までありませんが、30才までの方に多く発生すようで、生後の食生活環境等によって腸内環境の適応性が弱い体質ができてしまうからだと思います。盲腸は抗生物質などで散らす方法もありますが、再発の可能性もありますので、あっさり手術した方が無難でしょう。また、抗生物質は後々の体のシステムに影響を与えてしまいますのでNGです。手術は1時間足らずで終わりますしそれほどリスクはないものです。
この虫垂の小さな袋の中には様々な重要な細菌が出番を待っています。大腸の入り口ですので大腸システムで必要な細菌になる
かと思います。いよいよ大腸になりますが、1.5~2mの長さを持つ非常に重要な位置づけにある器官と私は考えています。
ここで発生する大腸がんといったものは非常にたちの悪い種類の癌であると言えますし、増加の一途をたどっているのです。
大腸には1000種類、100兆個もの細菌が場を呈しているところでもあります。それだけの数の細菌がいったい何をしているのでしょう。小腸では主に栄養を吸収、精製といった事していましたが、大腸では残った水とミネラル分の吸収が主作業であるとされています。ですから、そこで吸収される水を生体レベルにしミネラルはやはりイオン化処理(活性水素)によって細胞に吸収しやすい形にすることが大腸細菌の主たる役目であると私は考えています。水を高エネルギー化、構造化するにはそれなりの細菌の種類と数は必要ですし、ミネラルのイオン化処理にもそれは必要になります。それが正常にできなければ、エネルギーのない水が血中に入り体に負担をかけることになります。またミネラル不足は、生命のエネルギー生成で不可欠なものになります。そこが正常に機能しないと体全身に大きなダメージを及ぼすことになるでしょう。大腸がんを早期発見で摘出手術をしても5年の生存(医学上完治)は何とかなるかもしれませんが、転移、再発のリスクは非常に高いので恐れらています。なるべくならそういった処置は避けて、腸内環境を早く最善なものにして上げることが大事です。そうすればがん細胞も元の正常なミトコンドリア系代謝を持った細胞に戻ります。
大腸での細菌の役目は私の想像ではありますが、水のエネルギー化処置(構造化)と同時にそのエネルギーでミネラルのイオン化(活性水素)をして、その水に微生物自らの情報を転写し、それを吸収しているものと考えています。その情報はその微生物の情報であり自然界の情報になるかと思います。生命の
細胞内でも自ら水のエネルギーを精製しながら活動していますが、体を循環する水(血液)や体液は構造化され高エネルギー状態にしてあげる必要があるでしょう。小腸や大腸で、直接その作業を担っているのは腸内フローラとなる細菌たちなのです。逆を言えば、腸内に細菌がいなければ腸の作業は何もできないことになります。これほど腸内細菌は重要な存在となるのです。腸内環境を整えるには、やはり添加物、薬品といった毒物(社会毒)を極力食べないことに限ります。自然農法(バイオダイナミック農法)で育ったそのままの野菜を加工せずそのまま口にできればこれほど良いものはないはずです。
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最終更新:2017/01/22 13:39