札幌市で12月22日、新型コロナウイルスの新たな感染者が20人台になる見通しであることがわかりました。

　20人を超えるのは11月17日以来35日ぶりで、前週の3人を上回ります。前週の同じ曜日を9日連続で上回る見通しです。「秋の再拡大防止特別対策」の解除52日目。10月15日に飲食店への「時短要請」が終了してから12月24日で10週間を迎えるのを前に、徐々に感染者の増加傾向がみられます。

　人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は12月21日は「2.0人」となっています。

　札幌市で12月21日は、新たなクラスターは確認されていませんが、市内450例目の「医療機関」で新たに3人確認され、計18人となっています。学校関連の学級閉鎖の発表などはありません。

　札幌市の使用病床数は12月20日時点で確保病床426床のうち15床と約4％で、病院以外の宿泊施設や自宅で療養・待機している人は12月21日時点で27人と前日から1人減りました。

　北海道全体の感染者数は、12月21日は前週の同じ曜日から11人上回り4日連続で2ケタとなりました。死者は確認されず、重症者は前日と変わらず、6日連続で「0」です。

　札幌市の集団接種会場は、「札幌エルプラザ」（北区）は16歳以上は年内は空き枠がなくなりました。年明けは1月6日以降、31日までの平日で予約に空き枠があります。（10日除く）

　また12歳から15歳は、「札幌エルプラザ」、「札幌市医師会館」、「市立札幌病院」でも対応しています。
【12～15歳】（いずれもファイザー社製、電話のみでの予約、保護者1人同伴が必要）

・札幌エルプラザ（北区）
　※年内は、23日～24日残りわずか、他は空きなし
　　年明けは1月6日以降31日までで空きあり（10日除く）

・札幌市医師会館（中央区）
　※12月25日（土）、26日（日）残りわずか

・市立札幌病院（中央区）
　※年明けは1月6日（木）以降の火・木で残りわずか

　札幌市内のワクチン接種率は21日時点で、2回接種を終えた人が12歳以上で83.4％となり、65歳以上の高齢者は93.0％、12～19歳は66.1％となっています。

　札幌市ではホームページで各会場の予約状況を公表するとともに、早めの接種検討を呼びかけています。

　北海道は11月から飲食店の入店の人数制限やカラオケ自粛を解除し、旅行助成も全道域での利用を認め、本格的な経済活動を再開していますが、年末から年始にかけ普段会わない人と会う機会も増え、屋内の活動も活発になるとして、基本的な感染防止行動の徹底を呼びかけています。

【12月5日以降の北海道の新規感染者数（札幌市分）】
　12月 5日： 5（0）：札幌市1か月ぶり「0」
　12月 6日： 2（2）
　12月 7日： 2（1）
　12月 8日： 2（1）：約1か月ぶり死者1人
　12月 9日： 7（2）
　12月10日： 3（0）：札幌市5日ぶり「0」
　12月11日： 5（4）
　12月12日： 3（2）
　12月13日： 1（1）：北海道全体で約1か月半ぶりの1人
　12月14日： 4（2）
　12月15日： 6（3）
　12月16日： 12（6）：12日ぶり10人超える
　12月17日： 3（2）
　12月18日： 14（10）：札幌市約3週間ぶり2ケタ
　12月19日： 12（6）
　12月20日： 14（5）：約1か月ぶりに札幌市と旭川市で計2つのクラスター
　12月21日： 15（7）