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英語フレーズ集

「~しよう」誘う・提案する様々な英会話表現|ネイティブが使う表現集

2017/01/29

生活の中では友達や家族に「~しようよ」とか「~しない?」と提案することはよくあります。
ビジネスシーンなどでも「~しませんか?」と提案する表現はコミュニケーションを取る上で必須です。

もちろん、英語でも提案したり勧誘したりする表現がありますが、日本語の感覚とは少し異なる部分もあります。
どんな言い方をするのか知ってれば、いざという時に役に立つに違いありません。

Let's ~(~しよう)

この表現は私たち日本人にとっても馴染み深い表現ですね。
「~しませんか?」という意味の表現でネイティブの間で最もよく使われているのは「Let's ~」です。

「Let's」は「Let us」の短縮形でこの後に提案したい内容の動詞を置くことで「~しようよ」という誘いの提案になります。

Let's go for a drink!
飲みに行こうよ!

Let's get start the meeting.
では会議をはじめましょう。

「Let's ~」というとかなり積極的に誘っている感じがして日本語の「~しない?」という相手の意向を気にするフレーズとは少し違うように思えるかもしれません。
しかしストレートな表現を好む英語においては、この「Let's ~」が「~しない?」という意味で一番頻繁に使われているのです。

「Let's ~」は比較的カジュアルな表現ですがビジネスシーンで使っても問題ありません

もちろん、知り合って間もない場合や、目上と相手など、あまり積極的に誘うと失礼にあたることもあると思います。
そんなときはこの後に紹介する丁寧な勧誘の表現を使ってみて下さい。

Would you like to (~しませんか)

「Would you like to ~」はとても丁寧なフレーズです。
初対面の相手や目上の人、ビジネスシーンなどで使っても失礼にはあたらないので状況を選ばずに使うことができます。

相手の意向を気にして伺いを立てるという意味では日本語の「~しませんか?」にかなり近いと言えます。
直訳すると「~したいですか?」となりますが実際の意味合いとしては相手を誘う提案のフレーズとして使われます。

「~したい」という表現には「want to」という表現もありますが、より丁寧な表現が「would like to」です。

I want to go abroad.

I would like to go abroad.

丁寧とは「より控えめ」だと捉えてください。
「I would like to go abroad.」は「できれば外国に行ってみたいです。」というニュアンスになります。

Would you like to go out for lunch?
外で昼食でもいかがですか?

Would you like to come with me?
一緒においでになりますか?

日本語訳からも分かるように「もし可能でしたら」という控えめな気持ちが表れています。

Why don't we (~しない?)

「Why don't we ~」も「~しませんか」「~しましょう」という意味で非常によく使われる提案のフレーズです。

「why」は「なぜ」という単語です。
ですから「Why don't we ~?」は直訳すると「どうして僕たちは~しないんだい?」という意味になります。
直訳のままだと、どうにも変な誘い方に聞こえます。

しかし実際のところ「Why don't we ~?」のニュアンスは日本語訳とは異なり「~しようよ」と積極的に相手を誘う表現となります。

Why don't we go to see a movie tonight?
今夜、映画を見に行かない?

さらに「Why don't we ~」の良いところは「Let's ~」のように非常に積極的に提案しつつも強引過ぎず相手の意見を聞く姿勢が感じられる点です。

Why don't you~? (~したら?)

「Why don't we ~?」というフレーズを紹介しましたが、類似の表現に「Why don't you~?」という表現もあります。

2つの表現の違いは「we」が「you」に置き換わっているということですが、違いは感じにくいかもしれません。

「we」は「私たち」という意味なので話し手である「自分」も含まれています。
ですから「なぜ私たちは~しないのか = ~しませんか」という勧誘になります。

それに対し「you」は「あなた(たち)」という意味です。
話し手である「自分」は含まれていません。

ですから「Why don't you~?」は「なぜあなたは~しないのか = ~してはどうですか」というように提案をする表現になります。

Why don't we eat out?
外食をしに行きませんか?

Why don't you eat out?
外食してきたらどう?

How about (~はどう?)

最後に紹介しておきたいのが「how about」という表現です。

「how about」はとても便利なフレーズで提案以外にも様々な場面で活躍します。
「how about」を使えば簡単に色々な質問をすることができますが、その分カジュアルな印象にはなります。

How about taking a little walk?
ちょっと散歩でもどう?

「how about」はまさに日本語の「どう?」と同じようなニュアンスで使えるため次のような質問もできます。

How about you?
君はどう?

How about tomorrow night?
明日の夜はどう?

How about a drink?
1杯どうだい?

また、提案をする際は「how」を「what」に変えて「what about」としても同じように使うことができるので好みで使い分けましょう。

まとめ

相手を勧誘したり提案したりする表現を紹介しました。

ネイティブが使う「しませんか?」という意味の表現では「Let's ~」が最も一般的です。
「Let's ~」は比較的カジュアルな表現ですがビジネスシーンで使っても問題ありません

そのほか、丁寧な表現である「Would you like to ~」や積極的に提案しつつも強引過ぎず相手の意見を聞く姿勢が感じられる「Why don't we ~」もメジャーな表現です。

「How about」も「~はどう?」という気軽な提案に使えますし、それ以外の簡易な質問をする際にはとても便利な表現です。

「Why don't we ~」などは日本語の感覚だとなかなか出てきづらい表現ですが、ぜひネイティブの気持ちになりきってどんどん使ってみてください。

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