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おかしな転生 作者:古流 望

第31章 スイーツは春を告げる

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344話 希望的観測

 神王国使節団宿舎。

 ここは彼ら使節団にとって敵地である。そのため例え顔見知りの人間であっても、一端目の届かないところに出かけた人間は、入念な安全確認を行わねば貴人の居る場所に入ってはいけないことになっている。

 補佐官たるペイストリーも、もちろん例外ではない。

 護衛の騎士によって入念な身体検査を受け、危険が無いと判断された危険人物が、上司たる大隊長に報告をしに戻ってきていた。


 「ただいま戻りました」

 「ご苦労様です」


 お互いに敬礼を交わす上司と部下。

 実際のところはペイスが直接王子に報告に出向いても良いのだが、やはり軍組織の一部に据えられている以上、形式とはいえスクヮーレに報告が要るのだ。


 「交渉は上手くいきましたか?」

 「ええ、上々です」


 ペイストリーは、スクヮーレに対して朗報だと伝えた。

 もっと揉めることも覚悟していたのだが、案外あっさりと解決したという。

 これはペイスが凄いのか、ヴォルトゥザラ王国が(ぬる)いのか。

 或いはその両方か。

 何にせよ、トラブルなく許可を取り付けられたというなら良い知らせである。


 「さしあたって、ロズモ公とガハラ王子には根回しをしてきました。これで邪魔されることは無くなったと思います」

 「流石ですね」


 第一王子ガハラ=ロズモ=マフムード。

 現国王の第一子であり、ロズモ公の孫に当たる人物だが、母親が側室。妾腹の出ということで、嫡子とは認められていないという複雑な立ち位置にある成人王族である。

 ヴォルトゥザラ王国の中では比較的神王国に理解のある立ち位置になり、今回の使節団受け入れについても窓口となった人物。

 国の中枢部に居る権力者。根回ししておくに越したことは無いだろう。


 「報告は確かに受け取りました。このままルニキス殿下の下に報告に行きますか?」

 「そうですね。同行しましょう」


 スクヮーレとペイスは、揃って王子の下に行く。

 良い知らせを報告するのなら、報告者が多い方が良いだろうとの判断だ。


 王子の部屋に入り、敬礼を決めた軍人の二人。


 「殿下、無事に根回しを終えたことを報告致します」

 「ご苦労だね。ペイストリーに任せておけば大丈夫だと、信じていた」

 「信頼にお応えできたことを喜ばしく思います」


 にこりと笑顔で報告を聞くルニキス王子。


 「我々の方でも、本国と連絡を取った」

 「ほう」


 手段は王家の秘密ではあるが、ルニキス王子は神王国に居る国王との連絡手段を持っている。

 流石にモルテールン家の【瞬間移動】ほどでないにしても、一日あれば連絡を往復させられる程度には迅速な連絡手段。

 ボンビーノ家に鳥使いの魔法使いが居るように、フバーレク家に風使いの魔法使いが居るように、王家にも何がしかの魔法で連絡を取れる方法が有る。はずである。

 ペイスとしては推測の範疇に留まっているわけだが、殆ど確信に近いものを持っているので、王子の言葉を疑うこともない。


 「父は滞在が伸びることに関しては何も無かったが、技術交流を行うという点には驚いていたぞ」


 揶揄(からか)うような口調で、王子は伝達事項を口にした。

 揶揄う相手は、勿論悪戯っ子の本家本元。モルテールン家発祥の悪童である。


 「陛下の宸襟を騒がしたること、臣として不徳の致すところです」


 空気を読むことに長けているペイスだ。

 王子の茶目っ気に対して、ここぞとばかりに馬鹿丁寧な対応をする。普段なら見せない、最敬礼までし出す。

 至極真面目くさった表情で、一部の隙も無い完璧な礼節だが、どう考えても丁寧過ぎる。


 「おい、よしてくれ、ペイストリー。そんな堅苦しいのは、国に帰ってからで良いだろう」

 「殿下におかれましては諸事多難にあってご心痛如何ばかりかと拝察いたします」


 心痛云々を、元凶であるお前が言うなとルニキスは笑った。

 ペイスの慇懃無礼な態度が冗談だと分かっているし、今までの交友でお互いに茶化せる程度には打ち解けている。

 王子を揶揄(からか)える程度に、ペイスの根性が据わっているということでもあるが。

 案の定ペイスもルニキスも、今までのやり取りに対して声を出して笑った。

 一人姿勢を正したままの優等生は、スクヮーレである。


 「ペイストリー殿、陛下は技術交流自体は前向きに進めるように仰せだそうだぞ」

 「事前に聞いていたのですか?」

 「概要だけは先ほどね」


 ひとしきり王子が笑った後、スクヮーレが話を本題に戻す。

 ことの次第、一番大事なのはこちら側で決めたことに、神王国の本国が許可を出したということ。


 「では、殿下の裁量で進めても良いのですね」

 「ああ」


 現地に居る人間の判断を尊重すべきという価値観は、軍人の価値観。

 護衛も有る為やむを得ないとはいえ、今の王子の傍には軍人が多い。故に、判断の基準もどうしたところで軍人的になりがちだ。

 その点、外交使節として存在している人間として適切であるのかどうか。本国の宮廷貴族たちは間違いなく渋い顔をする。

 つまりは、国王が追認するまでは、王子の決定も一定のブレーキを掛けられていた。

 今回の連絡で、全面的に王子の決断の尊重が確認されたわけなので、今後はブレーキを気にすることなくアクセルを吹かせられる。

 あとは、ブレーキの壊れた人間が居ないことを祈るだけだ。


 「本国との調整は大よそ片が付いたし、私が担当すれば良いだろう」


 王子は、使節団のトップとして部下に仕事を振る立場。

 最終的な決断と、本国への報連相は任せろと請け負う。そして今後は、部下たちをどう配置して動かすかが大事。


 「僕の仕事は変わりませんね。技術を教えてもらえるところに個別で交渉すれば良いのですよね?」

 「そうだな。交渉担当は引き続きペイストリーに頼むか」


 今現在、ヴォルトゥザラ王国の上層部に対して顔が利くのは、社交でトップとして挨拶した王子、護衛として同行したスクヮーレ、そして独自にパイプを作ったペイスぐらいのものだろう。

 本国から連れてきた外務官が、いまだに現場の人間との実務協議程度に終始していることを思えば、ペイスかスクヮーレの二択しか選択肢がない。

 裏に別の目的を隠した、謀略を含んだ交渉である。機密を抱えたまま、それを悟らせないで交渉し、かつ学生たちにも表向きの建前を納得させられる人間。

 責任者として、ペイス以外の選択は難しいだろう。


 「はい、承知しました。それに当たってですが、研修先をそれぞれ選ぶ必要があります」


 ペイスとしても、自分が言い出したことをそのまま対応するのは当然と考えていたので、引き受けることに否は無い。


 「技術研修と言っても、どういったところに交渉するつもりですか?」

 「折角ならば、我が国にとって国益となるようにせねば」

 「殿下のご指摘はご尤もかと思います。僕もその点、考えておくべきだと思います」


 敵の敵となり得る、将来の戦略的な味方との接触と親善を本来の目的とし、その為の時間稼ぎを行う為の技術研修。研修内容は、言ってしまえば何でもいい。

 だが、ゴミのような技術を持って帰っても意味がない。

 わざわざ動く以上は、より大きな利益をついでに狙いたいものである。


 「理想を言えば先端技術や軍事系ですが……」

 「それは無理があるでしょう」

 「そうですね」


 流石に、いつまた戦争が勃発するかも分からない、国境でにらみ合う仮想敵国に対して、最新の技術や軍事機密を教えてくれとは言えない。言えたところで、はいと頷いてもらえるわけがない。


 「無理やりゴリ押し出来ませんかね?」

 「やって出来ないことは無いかもしれないが、感情的に負債を作ってしまいそうだな」


 勿論、ヴォルトゥザラ王国にとっても神王国の王子たるルニキスは要人中の要人。かなり踏み込んだ配慮まで狙おうと思えば狙える。

 だが、それが必ずしも最善とは限らないだろう。

 そもそも、王子は親善のために来ているのだ。この大前提は忘れてはいけない。僅かばかりの知識や利益の為に、本来の目的を遺失するのは馬鹿げた話だ。

 最後にこの国を離れるときに、笑顔で見送ってもらえなければ大前提が崩れる。


 「軍人に感情面で負債を作ると、返済が面倒ですよ?」

 「確かに、スクヮーレ殿の言う通りですね。ならば軍事技術は諦めるとして……先端技術も難しいですか?」


 軍人の中には、合理性より感情や欲望を優先する人間も居る。

 積年の恨みを晴らせ、などと感情的になって軍事行動を逸るタイプも、居ない訳ではないのだ。

 ヴォルトザラ王国の軍人にもどれほど含まれているか。ゴリ押しして、藪から蛇を出しては大ごとだ。

 ここで無理に軍事機密を暴き、恨みを作っても得はなさそうである。


 では、軍事機密以外の最新技術はどうか。

 これも難しそうだと、王子はため息をつく。


 「そもそもこの国では、研究者といっても体系だってやっている訳では無さそうなのだ」

 「そうなのですか」


 知識の蓄積方法は、国が違えば形も変わる。

 ヴォルトゥザラ王国において研究者とは、あまり良い立場では無いらしい。


 「在野の優秀な研究者を、貴族が支援するというのは有る」

 「パトロンですか」


 芸術の分野ならば、神王国でも珍しくない形。創作的活動を、大きな権力や財力を持つ人間が後援し、保護する。

 現代ならば、理解のある大勢から寄付やらクラウドファンディングやらでお金を集め、全く権力者に頼らず活動を行うことも可能だろう。だが、この世界ではそんな薄く広くお金を集めるような真似は出来ない。しても集まらない。庶民にそこまでのゆとりはない。

 研究者も、自分の研究をしたいのなら、パトロンを見つけるしかないという社会。ヴォルトゥザラ王国は、それがより顕著なのだと王子は言う。


 「そもそも、この国では幾つかの部族がそれぞれ張り合っているらしいからな。知識も財産だ。よそと共有しようという発想は無いらしい」

 「我が国の常識からいえば、非効率ですが」

 「そこは、我が父を褒めたたえても良いぞ? 何十年か前はうちも似たようなものだったらしいからな」


 王家に匹敵とまでは言わずとも、限りなく近しい財力や権力を持つ有力者が居て、有力者同士の合議で物事が決まる封建的な国。それは、この世界では珍しくもない一般的な国家だ。

 例外的に権力集中を為した神王国。功績を誇りたい気持ちはペイスにも理解できた。

 故に、自慢げな王子に同意する


 「では、陛下に良い土産を持ち帰らねば」

 「その為にも失敗は出来んのだが……」


 結局、どういう技術を持ち帰るかが曖昧なまま。

 この点、非発案者である王子には具体案が乏しい。

 そこで、ペイスは提案する。


 「ならば、先ずは手近なところで厨房に手のものを潜り込ませましょう」

 「……厨房?」

 「そうです。城の厨房になら、伝手もあります」


 この国の料理の不味さの改善について、ペイスは若干ながら手を出している。

 料理人には、料理に関わる職人同士として通じるものがあったらしく、ペイスは意外なほどこの国の料理人と打ち解けているのだ。


 「それで実績と先例を作れば、後がやりやすいということですか?」

 「流石スクヮーレ殿、話が早い。厨房には、当家の誇る最高の料理人を送ります。間違ってもヴォルトゥザラ王国の料理人に後れを取ることはありません」

 「頼もしい」


 スクヮーレの指摘に頷くペイス。

 先ずは隗より始めよ。物事は、最初の一歩をとにかく踏み出すことが大事なのだとペイスは言う。


 「調理技術や食材知識を得られたら、それを足掛かりに各貴族家の内部事情を探りましょう」

 「厨房から情報収集か。モルテールン家らしい」


 厨房には、家の事情が浮き彫りになって現れるもの。

 世の中の貴族にはその辺の理解が全くないのだが、ペイスや、或いはその薫陶を受けた人間は違う。

 食の事情はお家の事情、人の事情である。情報の宝庫なのだ。


 「我々の目的はあくまでソラミ共和国との親善。目的を悟られない為の囮ではありますが、技術や知識を得られるのならそれに越したことは無い」

 「そうですね」

 「……どうせなら、先例を作ったところで、別の所でもう一工夫したいですね。本命に活かせるような、何かを」


 じっと考え込み始めたペイス。

 これには、ペイスをよく知る人間の顔が引きつり始める。


 「ほどほどに願いますよ」


 スクヮーレの希望的観測。

 今までの経験則から導き出されるのは、ペイスが張りきった時には碌なことが無いということ。

 どうか、穏便にという彼の願いは、皆が望むものでもあった。


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