目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
私は10代の頃に高校も中退となり、親や兄弟、周りの方々に「迷惑をかけた」という思いが強く、「人の役に立つ仕事がしたい」「いろんな人に恩返しができる仕事がしたい」と考えるようになり、8年程前から介護職員として働くこととなりました。
介護の現場での仕事は「ありがとう」といってもらえる機会も多く、とても充実してはいたのですが、少しづつ経験を積み管理職なっていくにしたがって、様々な問題点に直面することとなりました。
具体的には、介護施設の利用者の方が生活保護の必要性があるのに申請を受理してもらえない。後見人が付いているのに後見人の方がほとんど面会にも来ない為、十分な支援を受ける事ができない。などの介護現場での現状に納得できないと感じるようになっていきました。
そういう機会に何度か接していくうちに、利用者の方の身体的なお世話だけでなく、安心して暮らしができるような法律面でのサポート、前述のような生活保護の申請のサポートや後見人としてのサポートができる仕事はないかと模索していく中で行政への申請を業としている行政書士という存在に出会い、行政書士という仕事を調べていくうちに、高齢者支援や生活保護の申請を専門に行なっている行政書士がいることを知り「これしかない」と思い、受験を決意しました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
私が行政書士の受験を決意したのが3月頃でした。
行政書士の試験について調べていくうちに「まずは過去問」という言葉を目にすることが多く、また、過去問だったら簡単に近くの本屋さんで手に入るという手軽さもあって、まずは本屋さんで10年分の過去問集を購入しました。
1ヵ月弱で民法の過去問をやり終え「9割くらい解けるな」と自信満々に模擬試験を本屋さんで購入し、過去問の次は模擬試験にチャレンジしました。
「過去問を9割くらい解けたから5割くらい解けるだろう」と思っていましたが、実際に模擬試験を解いていくと全く歯が立ちません。
結局、最後まで解くのも嫌になり「このままでは合格できない」という思いを強く感じるようになりました。
過去問以外で何かいい勉強方法はないかと調べていくうちにアガルートの他資格セレクト問題集に出会いました。
他の大手の資格予備校の講座も調べましたが、私はとにかく「過去問以外の問題を多く解きたい」という思いが強く、また、アガルートは記述式の予想が前年に2問的中していたこと、アガルートの受講生の合格率が40%程度あったことなどに魅力を感じアガルートを受講する気持ちに決まりました。
あと、他の受講生の方には参考にならないと思いますが、講師の豊村先生の出身地が私と同郷の佐世保市だったのも縁を感じ、アガルートを受講することの決め手になりました。
合格体験記・学習上の工夫
私はアガルートの演習総合講義を4月頃から受講しました。
私の場合は勉強への集中力が2年も続く自信が無かったので「一年で合格する」という強い気持ちでアガルートの講義に取り組むことにしました。
本来であれば試験日までの学習計画を立てる事が出来れば良かったのですが、過去に行政書士試験の受験経験や学習経験が無いどころか、社会人になって何百時間も勉強して目標を達成した経験も無く、また、高校も中退しており、人生においてまともに勉強した経験すら無かったので、勉強を始めた当初は学習計画を立てることすら出来ませんでした。
学習計画を立てずに勉強を始めましたが、闇雲にただ漠然とやり続けると「いつか投げ出すのではないか」と不安に感じ、学習の当初に自分の中で「約束事」を決める事にしました。
学習を始めた頃はどの科目も難しく、どの科目が自分に合っているのかなど全く分からなかったので、私は、1週間を単位として勉強時間の「約束事」を決めました。
具体的には、平日は1日3時間で土日は5時間。1週間で25時間です。
この1週間で25時間。という設定時間は、私の中では目標や目安という軽いものではなく「約束事」であり、仮に試験日までに1度でも「約束事」を達成できない週があれば、行政書士の受験を、辞める覚悟で取り組みました。
自分の中で「約束事」を決めて実行する事は合格する為の大きな要因であったと思います。
次に合格するまでの具体的な勉強内容ですが、私の場合は、試験直前に市販の模擬試験を使用しただけで、アガルートの演習総合講義以外の物は一切使用しませんでした。
理由は、アガルートの演習総合講義だけでも十分な量があり、試験までの半年強の時間では他に手を出す程時間がないと感じたことと、アガルートの前年合格率を信じ、半端にやっていろんなテキストに手を出すよりアガルートを完璧にやれば受かるだろうと思ったからです。
アガルートの演習総合講義の使い方ですが、私の場合はインプット講義はやらずにアウトプット講義をメインにし、どうしても理解できない箇所のみインプット講義を見るようにしました。
他資格セレクト問題集を解く際に気をつけた事は、問題を肢別に分け、間違った箇所だけでなく、知識が曖昧な所にもチェックを入れ番号を振るようにし、一問一答形式にしました。このようにしておく事によって直前期の勉強にも非常に役立ちました。
私の場合は、他資格セレクト問題集をメインにし、逐条ローラーインプット講座は全く使用しませんでした。
次に記述式と一般知識対策ですが、これもアガルートの総まくり記述80問攻略講座と他資格セレクト問題集以外は使用しませんでした。
記述式に関しては点数配分が高い為、総まくり記述80問攻略講座を書き込んで10回くらい解いたと思います。
また、書き込みには時間が掛かる為、問題集のサイズがコンパクトで持ち運びしやすかった事もあり、隙間時間などを活用し、声に出したり、出先で読み込んだりを、これも同じく10回くらい回しました。
記述式に関してはこの勉強方法で、総まくり記述80問をほぼ完璧に解けるようになりました。
一般知識の対策ですが、法令科目と同様に他資格セレクト問題集のみを解きました。これも余計な参考書などは一切使用しませんでした。
次に直前期対策ですが、法律科目と一般知識は他資格セレクト問題集のマーキングしていたところと総まくり択一1000肢攻略講座を中心に、記述式は総まくり記述80問攻略講座の苦手な所を中心に繰り返し学習しました。
模擬試験に関しては市販の模試を5回分行いました。
模試をやる前は不安でしたが、アガルートの講座のみを勉強した成果もあり、5回とも合格基準的を超える事ができました。
ただ、合格点に達する事ができたものの、試験時間の3時間で解くことができておらず、特に一回目の模試は1時間オーバー。
2回目の模試は点数を意識するよりも時間内に解けるようにする事を強く意識して解くようにしました。
その甲斐もあってか4回目、5回目の模試の際には、何とか時間内に解く事ができるようになりました。
最後に学習上の心がまえですが、ちなみに個人的にはこの「心がまえ」が1番大事だと思うのですが、私の場合は、
①自分で決めた計画などの約束事は絶対に守ること
②余計なものに手をつけずにアガルートの講座のみ、できる限り完璧に解けるようにする
③アガルートと豊村先生を信頼すること
この3点が重要だったと思います。
細かい事を考え過ぎず、この3つの事を自分の柱にすることで合格することが出来たと思います。
演習総合講義のご感想・ご利用方法
私の場合は、インプット講義はほとんど使用せず、アウトプット(他資格セレクト問題集)を中心に学習しました。
本来であればインプット講義をしっかりと学習し、アウトプット講義を併用するのがベストだと思ったのですが、一回の受験で合格する事を目的としていた事と、試験日までの時間を逆算すると700時間程度しか勉強時間を確保できない事もあったので、アウトプット講義を中心に学習しました。
インプットや逐条ローラーインプット講義をほとんど勉強しなかった分、他資格セレクト問題集に時間を使えると思っていたのですが、他資格セレクト問題集だけでも相当なボリュームで、特に私の場合は過去問以外の問題を多く解く事を重要視していた為、十分過ぎる内容だったと思います。
あれだけの量の問題をこなすことで試験の際の問題演習力もついたと思います。
模擬試験に関しては、演習総合講座のパックに含まれている事を私自身が完全に忘れていた為、解いておりません(申し訳ありません)。
あと欲を言えばの話になるのですが、出先などで持ち運んで勉強しやすいように、もう少しコンパクトに軽量化して頂けると、より一層良かったように感じます(他資格セレクト問題集を自分で切って分冊することで対応できました)。
その為か、総まくり記述80問攻略講座はサイズも小さく、重さも軽かったので、出先で隙間時間を多く活用できたように思います。
それでも、あの問題量にインプット講義までついてあの価格である為、十分に満足できました。本当にありがとうございました。
行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ
勉強を継続する事は大変だと思いますが、ご自身なりの決意と気持ちで頑張って下さい。
豊村先生へメッセージ
こんな私でも豊村先生のおかげで合格する事ができました。豊村先生の講義はとても楽しく、難しい法律もわかりやすく噛み砕いて説明して頂いたおかげで、法律初学者の私にはピッタリだったと思います。本当にありがとうございました。
※合格者アンケートは,合格者がインタビュー前に回答したアンケートの結果に、インタビューでの内容を加味して表記しております。