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呉座勇一氏のオープンレター問題再炎上: お粗末なこの問題、悪しきキャンセルカルチャーを許すな

呉座勇一氏に対する「オープンレター」に関して、署名した記憶がない人たちが、署名に名前を書かれていたということが明らかになりました。さらに、北村紗衣氏から「オープンレター」の経緯を批判する人たちの「職場」へ、内容証明郵便が送られていたことも分かりました。

研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ公開されてしまったオープンレター

そもそも名前を載せた記憶がないという人が出てきました。

さらに、「オープンレター」を批判したことによって、勤務先を割り出され、北村氏から勤務先の大学に内容署名郵便が送られてきて、圧力をかけられるという非常勤講師の方の証言も出てきました。

また、署名に名を連ねた小池裕敏氏が、「オープンレター」への賛同の撤回と謝罪というブログを公開しています。

「オープンレター」への賛同の撤回と謝罪|こいひろ(小池裕敏)【⋈】|note
 私、こいひろこと小池裕敏は、キャンセル・カルチャーに加担し呉座勇一氏を始めとする研究者の方々に御迷惑をおかけした「オープンレター」 女性差別的な文化を脱するために 研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ  先日、著名な日本史研究者である呉座勇一氏が、大河ドラマの時代考証か sites.g...

各方面で、今回の「オープンレター」の看過できない大きな問題点が指摘されています。

オープンレターに賛同した人たちも、防衛に走っていますが、説得力はないようです。

その言い訳も、かなり無理が出てきています。

日文研の判断や、この問題の顛末は、社会的に大きく注目されるべきです。

北村紗衣氏が、呉座雄一氏のツイッターの鍵アカウント(一部の人しか見られないアカウント)で批判されたことで、訴訟を起こすと呉座さんに通告しました。しかし、名誉毀損に該当しないので、弁護士を入れて和解していました。その後、北村氏自身が発起人になって、呉座氏を学界から追放しろという「オープンレター」を出していました。

これは和解違反であり、法律的にも非常に大きな問題を含んでいます。

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