ストーリー
彼の素顔に関する新たな解釈が明らかになる…!?
西暦200年ごろ、魏・呉・蜀が覇権を争った中国の「三国時代」。その歴史を記した「三國志」について、歴史学者・蘇我(西田敏行)が新たな解釈を発表した。後に蜀の皇帝となる英雄・劉備(大泉洋)の、新たな素顔が判明したというのだ。 劉備が頭角を現したとされるのは、漢の国が弱体化し、黄巾(山田孝之)が国の乗っ取りを目論んで兵を集めていた時代。戦嫌いの劉備は、お酒に酔った勢いで勇敢な武将・関羽(橋本さとし)と張飛(高橋努)と義兄弟の誓いを立ててしまい、黄巾党を倒すために挙兵するハメになってしまう。文句タラタラの劉備だったが、関羽や張飛の活躍で戦いに勝利。しかし、混乱の中でのし上がった董卓(佐藤二朗)が国の実権を握ってしまう。
董卓の横暴を止めるため、劉備とともに立ち上がったのが、曹操(小栗旬)と孫権(岡田健史)。戦いを嫌う劉備がズル休みをする中、関羽や張飛は董卓の部下で最強の兵士・呂布(城田優)と死闘を繰り広げることに。呂布には苦戦したものの、反董卓軍の優位に戦いは進行。しかし、軍の内部で争いが起こり、曹操と孫権は兵を引き上げてしまう。困った劉備は、女好きの董卓と呂布を誘惑するために、趙雲(岩田剛典)に“絶世の美女”を探してくるよう命令。すると、趙雲が連れてきた歌って踊れる美女・貂蝉(渡辺直美)に、董卓も呂布もメロメロになってしまい…。董卓を倒した劉備は、曹操と孫権に対抗するために、軍師を雇うことを決意する。