とっとこ(グラ)ハム太郎   作:zhk

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えー、この度は投稿が遅れて申し訳ありませんでした。

投稿が遅れた理由に関してなんですが、後書きで詳しく

それではどうぞ。


幕間 グラハム、同士と出会うっ!!

 唐突だが初めましてだな! 諸君!! 

 

 私の名はグラハム・エーカー! 彼、市崎香月の人生をより良く導くため、世界の神から遣わされた道先案内人であるっ!! 

 

 元々は人間の姿をしていたのだが、それでは彼を終始サポートするには少し弊害が出てしまう。なので、現在は顔のみを人間とし、体をハムスターとすることで香月のサポート(真顔)を行っている。

 

 手が短い、というのは少し難点ではあるがやろうと思えばやれるのが人間だ。多少の無理さえどうにかなるさ。

 

 さて、こちらの世界に来てからといもの、何かと私の目と注意を引くものが多くあるように見受けられる。そして、カヅキが目指す魔法師、加え魔法と呼ばれる存在はその中でもトップに君臨している。

 

 私が居た時代━━昨晩カヅキが眠りについたあと見たアニメの呼び名であれば世界線とでも言うのか━━では、魔法などというファンタジー染みたものは存在しなかった。が、こちらではそれが完全に定型化されている。

 

 この私の興味が引かれぬ訳がなく、奇しくもそれはカヅキも同じだった。それにカヅキには魔法の才がある! これはまさに、私を遣わせた神が魔の道を極めよと言っているに違いないっ!! (言っとらんby神様)

 

 そう考えた私は、彼を指導し始めたのだが、何分彼にはあまり才能がない。そのためか、カヅキは自分を卑下したり、すぐに諦めたりするような癖がついてしまった。

 

 これはいけない。彼には光るなにかがある。どれだけの者が小馬鹿にしようと、このグラハムアイズからは逃れぬことは出来ん!! 

 

 君がどれだけ諦めようとも、私は君の心の中に燻る火は見えているのだ! より高みへ、極みへと歩もうとする、君の熱意を!! (思ってませんby香月)

 

 しかし、このまま放置していれば、必ずカヅキは修羅の道ではない方を歩んでしまう。それはきっと、彼の真意ではないはずだ。

 

 だからこそ! 彼の人生の道先案内人として、私が彼が進むべき道を紡がねばならない!! (求めてませんby香月)

 

 やることは簡単であった。面談に入る瞬間に彼から体を奪い、私が彼の思いの丈を述べるだけでいいのだ。ふふっ、まったく彼もまだ子供だ。

 

 自分の真意がバレてしまったとわかっても、私を止めようとするのだから。謙虚すぎるというのも、時には困りものだな。

 

 わかっているさ。君が歩みたいのは、あのよくわからん書類に書かれた生温い道ではなく、修羅の道であることくらい(歩みたくないですby香月)

 

 教師を丸め込むのは、案外簡単だった。が、当の本人が折れるのは難しい事など、私はもう予想済み。なので、そこは彼の幼なじみである雫とほのかに任せればいい。彼は、あの二人にはめっぽう弱いからな。

 

 そんなこんなをすれば、カヅキもやっと自分の真意と向き合うことが出来るようになった。やれやれ、なかなか骨が折れる少年だ。だからこそ、燃えるという物なのだけれどね。

 

 すべてが終わったあと彼に物理的に燃やされたのは、もういい思いでさ。上手く行ったありがたさを言うのが恥ずかしかったのだろう。やはり、まだ彼も子供というわけか…………

 

 まぁそれでも、カヅキがこの国でもトップレベルの魔法指導を行える高等学校である、国立魔法大学付属第一高校、通称一高へ進学を決め受験勉強が始まった。

 

 同じ場所を目指す雫とほのかも、彼を応援するように勉強を見てくれる。これであればかなり力強い。鬼に金棒とはよく要ったものだ。

 

 そしてちょうど今、私のとなりでは雫とほのか、加えてカヅキによる勉強会が行われている。どうやら、かなり順調に進んでいる━━━━

 

「香月、そうじゃないよ。この演算だと、当て嵌めるのはαじゃなくてβ。それに途中式も間違えてるし、括るところも違う。加重系統の魔法の式のポイントが掴めてないよ」

 

「(´・ω・`).;:…」

 

「香月君、この問題なんだけど…………大問の3。エイドスに働きかけて魔法の発動を阻害するのはキャスト・ジャミングだけど、必要な特殊鉱石はアンティナイトだよ? アンモナイトじゃ、中生代の化石になっちゃうから」

 

「(´・ω...:.;::..」

 

「小論文も、話がきちんと纏まってない。もっと段階よく説明していかないと、読む人が上手く理解できない。そうなると一点もつかなくなる」

 

「それに、文章量が少し足りないかな? 九割は埋めないと、内容関係なくバツになっちゃうから。今からだと…………50文字くらいないとダメ、かな…………」

 

「(´・;::: .:.;: サラサラ..」

 

 うーむ…………そう上手く事は運んでいないようだ。現にカヅキはガッツリ灰になってしまっている。押せばすぐに風に乗って消えていきそうだ。

 

 まぁ魔法科高校の試験内容は、他の高校よりも範囲が広く深いようだ。カヅキが四苦八苦するのも仕方がないだろう。

 

 だが、それでもこれは君が選んだ道だ! (違いますby香月)どんな苦難があろうとも乗り越える他あるまい。だからこそ、私がいるのだ。

 

 とは言ったものの、雫とほのかの二人しかいない場合、私はカヅキへ不用意に話すことは禁止されている。主にカヅキ自身から。

 

 なんでも、この二人から変な目で見られるのだけは勘弁らしい。ふむ…………それではまるで、私が変な人間であるような言い方ではないか。心外だと言っておこう、私は至って正常だ(揺るぎない自信)

 

 そのため、私は完全に今時間をもて余してしまっている。暇潰しにカヅキへ話すことは出来ないし、勉強会という事で家の近くの図書館へとやって来てるためあの少年の人形を愛でることも出来ない。

 

 暇だ…………実に暇だ。最近ハマったパーティーパロットのマネの練習でもしておこうか? 顔の色を変えるまでは出来るようにはなったが、まだあそこまで早く回せん。要練習だな。

 

 しかし、いくら私がカヅキ以外には認識されることはないと言ってもここは静謐な場であるべき図書館だ。私だけ騒ぐというのは些か気が引けるし、加えて私が騒いだ事でカヅキの集中が削がれるかもしれん。

 

 どうしたものか…………

 

 そうだ、少し図書館内を探索してみるとしよう。いつもカヅキについて行ってるのみで、あまりこのような自己探索ということをしたことがない。これもいい機会だ、カヅキは雫とほのかの両名が見てくれているので問題ないだろう。

 

『しかし念には念をというしっな!!』

 

 体を左へ大回転。グルンと視界が一回転する頃には、私のもう一人の私が現れた。

 

『おお、どしたよ急に呼び出して』

 

『カヅキを見ていてやってくれ。なにかあったらすぐに知らせろ』

 

『え? ああ、わかった』

 

『なら頼むぞ』

 

 分身体グラハム2号機は、まだ状況がよく理解できてないようだがそんな事は知らない。私が理解できているから大丈夫だ。

 

 華麗に机から飛び床へ綺麗に着地。そのまま私は、短い手足をふんだんに使用して図書館内を駆け回る。

 

 なるほど、やはり図書館というだけあって蔵書が山のようにあるな。地域の情報資料から、カヅキがよく買っているラノベとやらまで。なかなかな品揃えだ。

 

 しかし、この私の体では本を読むことは愚か書庫から本を取り出すことすら敵わない。であるから…………

 

『失礼』

 

「うごっ!?!?」

 

 本棚を登り、ちょうどよく通った男へ一声かけ、その頭へと飛び移る。するとどうだろう、男は気を失って、代わりに男の体の使用権は私に移ったではないか。

 

 奪われた男には悪いとは思うが、先に私は失礼すると言ったのだ。なので何も問題はない(グラハム理論)

 

 それにナニをするのではないし、ただ少しの間体を間借りするだけだ。返すときに机で横になっておけば、蔵書を探している合間に居眠りをしてしまったとでも思うだろう。

 

 さて、これで体もゲットした。本来の目的である図書館の探索を行うことが容易になる。うむ、我ながら手際の良い行動だ。

 

 では何から手をつけよう…………やはりカヅキの助けとなるべく、私も魔法関係の知識をより明るくすべきなのだろうか? いや、それをしたとしても今からでは私はあの二人にも及ぶことは出来ないだろう。

 

 ならば私は肉体面や戦闘面であるな。適材適所、というやつだ。元より、私はこういう類いの方が性に合っている。

 

 そうと決まれば探すべきはトレーニング書だ。最近では、カヅキも私が課すメニューをかなり余裕をもってクリア出来るようになってきている。

 

 彼のような人材がユニオンにいれば、間違いなく優秀なフラッグファイターになったであろうな。

 

 おっと、話が脱線してしまった。そろそろ私一人の知識だけでは彼を鍛えるのに限界が来ている。だからこそ、他の戦闘技術を私が知り彼へ伝授していかねば━━━

 

「えっ?? …………ハムスター、の帽子???」

 

 と、本を探し歩く私の耳へか細い声が掛かった。否、掛かったというより耳に入ったと言う方が正しいだろう。

 

 ふと声の主の方へ視線を向けると、そちらには雫やほのか、カヅキと同じくらいの年であろう眼鏡をかけた少女がいた。

 

 私(本体)を、がっつりその目で射ぬきながら。

 

 …………待て。待て待て。落ち着け、落ち着くんだグラハム・エーカー。焦ることはなにも生まない、ただ自分自身の視野を大きく狭めるだけだ。

 

 さて、状況を整理しよう。目の前の少女は私を見ながらハムスターの帽子と言った。確かに、私が誰かの体に憑いてる状態は、旗から見れば遊園地などで売ってる被り物に見えなくもない。

 

 が、しかし。根底として、私はカヅキ以外の他人には視認することは出来ないのだ。そのように出来ているのだ。

 

 ならば、彼女は恐らく何かを見間違えたのだろう。そうだ、そうに違いない。

 

 であるなら、私がこの男から離れても彼女は同じようにこの男の頭頂部を見続けるだろう。

 

 ふっ、なんとも簡単なことだ。わかれば、すぐに体から離れるとしよう。これで万事解決…………

 

「(¬_¬)ジィー」

 

『…………』

 

「(¬_¬)ジィー」

 

『………………』

 

「(¬_¬)ジィー」

 

『見えているではないかっ!?』

 

「ひぃぇっ人の顔っ!?!?!?」

 

 私のいきなりの怒声に驚いたのか、少女がすっとんきょうな声と共に肩をビクリと揺らす。が、驚きたいのはこっちの方だ!!! 

 

 なんなんだ!? 私はカヅキ以外の人間には認知出来ないのではなかったのか!? 現に今まで、雫やほのかの二人にも認識どころか目を止められる事すらなかったと言うのに!! 

 

『貴様何者だっ!!』

 

「ふぇ!? え、えっと…………柴田です。柴田美月です…………」

 

『ふむ、シバタか…………』

 

 特に変わった様子はない、ただの学生のようだ…………何年か前に沖縄で会った少年のような特殊なプレッシャーも感じない。

 

『なぜ私が見える? 私は、普通であれば他の者には見えんのだ。それなのに何故?』

 

「ひぃっ!? あ、あの…………私は他人より目が良くて…………」

 

『目が良いだけで私が見えるわけがないだろうっ!!』

 

「ふぇ!? あ、す、すみません…………」

 

 私の怒号に、ペコリペコリと頭を下げるシバタ。うっ、私も動揺のあまり感情的になってしまった…………これは失態だな、だがイレギュラーがあるのは、非常に危険だ。

 

『まぁいい。ひとまず頭をあげろ。そして、より詳しくなぜ私が見えるのかを説明しろ』

 

「あっ、はい…………わかりました。」

 

『とりあえず情報収集が先だ。なぜ私が見えるのか、その答えを引き出さねば! 出さないと言うのなら…………少し強引な手を使うのも、私は躊躇わないと思えっ!!!』

 

 ━━━━

 

『そうか…………霊子放射光過敏症か…………それで偶々私が認識出来たと…………』

 

「はい…………そういうことです」

 

 うむ…………なるほど、霊子放射光過敏症。名前には聞いたことがあるけれど、患っている人と出会うのは初めてだ。

 

 確か霊子(ブシオン)の活動によって発現する光に過敏に反応してしまう…………だったか。そのため、大気中に存在する霊子すら、体に毒であるのだとか。

 

 だとすれば、彼女が私を認識出来たということは、私の体はある意味サイオンの塊だということなのか? 神が与えた体なので、詳しい事は私もよくわからぬが…………彼女が見えた以上、そう考えるほかあるまい。

 

『しかし、それだと生活ではそれなりに大変な事もあったのではないか?』

 

「はい。なので、目をコントロールするために、魔法の勉強をしてるんですけど…………」

 

『なるほど、ではここにもその勉強で来たのか?』

 

「へ? あ、いや…………今回は、その…………」

 

 急にもじもじとし始めるシバタ。まぁ図書館へと来る理由が、すべて勉強と言うわけでもないだろう。

 

 しかし、カヅキ以外に私を見ることが出来る人間がいると言うことはなかなか驚きだ。

 

 今までは偶々出会わなかっただけ、ということ。ならば今後は私も行動を気を付けねばならないかもしれんな(今更)

 

『私の主…………と言っていいかはわからんが、彼も魔法の勉強に励んでいてな。魔法師になるんだと意気込んでいたよ。シバタも魔法師になりたいのか?』

 

「いえ…………私は、そんな大きな目標は持っていません」

 

 少し困ったような顔つきで笑うシバタ。

 

「私はただ、この目をコントロール出来ればって理由だけで魔法を学べる学校へ行こうと思ってるだけです。ただそれだけですよ。私の目標なんてそんなものです」

 

 くしゃっと笑う彼女の顔は、どこか自嘲気味になるカヅキにそっくりだった。

 

 だからだろう。

 

『君は何を言ってるんだ? それも充分な目標だろう?』

 

 反射的に、私の口から反論がこぼれたのは。

 

『君のその目は特殊なものだ。そのせいで謂れのない中傷を受けることもあっただろう。けれども君は、それから逃れずに向かい合い、どうにかしようとしている。これのどこが程度の低い目標だというのだ?』

 

 目的がある。それだけでも、十分に尊敬されるべき事柄だ。

 

 目標もなく、夢もなく、ただただ時間だけを無駄に浪費していく人間などこの世界には何万何億と存在するのだから。

 

 加えて、彼女は自分を困らせてきた物を直そうと、どうにかしようとするのだから。それはそうそう出きるものではない。

 

『私の主にもよく言うのだがな、あまり自分を卑下するという行いはすべきではないぞ。自分を肯定出来るのは、最終的には自分だけなのだからな』

 

「ハムスターさん…………」

 

『ハムスターではないさ』

 

 すっと立ち、私は口角を上げて彼女へ言った。

 

『私の名はグラハム・エーカー。余裕があるのなら、覚えておくといい。シバタ。ではな、手間を掛けさせてすまなかった』

 

 謝罪として一礼。それが終わると、私はくるりんと彼女へ背を向ける。

 

 どことなく、カヅキに似ていたために口を出してしまった。だが、これが彼女の成長の糧となるのであれば、私も嬉しいものなのだがな。

 

 さて、そろそろカヅキのもとへ戻らねば。でなければ分離したグラハム2号機が癇癪を起こしかねない。なぜ私を分割したのに性格がおかしくなるのか、未だに理解に苦しむが…………ん? 

 

 コトン。と、私の背後に何が落ちる。振り返って見てみれば、それはどうやら小説のようだが…………

 

「あっ━━━」

 

 シバタが呆けたような声を漏らす。これはシバタの小説だろうか? 拾ってやるとしよう…………ん? 

 

 小説はちょうど栞が挟んであった場所で開かれており、そこには…………

 

 男が男をベッドへ組みしくイラストが描かれていた。

 

「わ、わぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 と、シバタは一気に顔を紅潮させて私から小説を奪うやいなや、勢いよく顔を机へ叩きつけてしまった。

 

「違っ!? これは、その!! あの、理由があってですね!? 興味があったとか、そんな事ではないんです!!!」

 

 早口で捲し立てるシバタには、明らかに余裕がない。が、私が気になる点はそこではない。今、そんな事に意識は向けていない。

 

『シバタ…………』

 

「あぁぁぁぁぁぁ違うんですグラハムさん!! 私は『さっきの絵を見せてくれ』…………え?」

 

『聞こえなかったのか。さっきの絵を、私に見せろと言ったのだ』

 

「はい…………わかりました」

 

 動揺しながら、周りに人がいないことを確認して、シバタはそっと私にイラストを見せる。

 

 そこには、嫌がる少年を強引にベッドへ押し倒す青年が描かれており、隣にはそれを表すような文が続く。

 

「ちょっと…………ちょっとだけ興味が湧いただけなんです。本当なんですよ?」

 

『…………いい』

 

「へっ??」

 

『いい!! 最高のシチュエーションではないかっ!!』

 

 興奮を露に、私は今日一番の笑顔とテンションでシバタが出した小説の挿し絵を指差す。興奮が、興奮が止まらないっ!! 

 

『組みしかれる少年。反抗的な態度をとりつつも、逃げ出す事は絶望的。そんな中で、相手の男に自分色に染め上げられていく…………なんという、なんという事だっ!! 悦びを隠せん!!』

 

「わ、わかります!? この良さが!!」

 

『ああ! とても理解できよう!! 私は、美少年が嫌がりながらも屈服していく状況を好む!!』

 

「わぁ!! すごくわかります!! いいですよねあの必死に折れないように耐える姿が堪りませんよね~ぐへへへ!!」

 

『…………』

 

「…………」

 

『「同士っ!!!」』

 

 固く結ぶ手と手。まさか、まさかこんなところで同好の者と出会えるとはっ!! 今日という日ほど、私は自分が乙女座であったことをありがたいと思った事はないっ!!! 

 

「語り合いましょうグラハムさん!! あなたなら私の話に着いてこれるはずです!!」

 

『奇遇だな! 私も同じ事をおもっていたぞ!! 語り尽くそうぞ、互いの気が済むその時まで!!」

 

「はいっ!!」

 

『「あっはっはっはは!!!」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前急に離れたと思ったらどこ行ってたんだ?」

 

『ふっ、自分の内に秘めた思いを共有出来る友と出会えた。ただそれだけの事だよ。カヅキ。』

 

「なに言ってんのおまえ?」

 

 

 

 




はい。という訳で、投稿が遅れた理由なんですが、結構重たいです。お前の事なんて興味ねぇからっ!!って人は、後書きはスルーしていただいて構いません。

さて原因ですが、僕が軽い鬱のような状態になっていたのが原因です。

今僕は高校三年なのですが、努力してきたクラブの晴れ舞台であるインターハイが無くなり強制引退が決定し、家族で大きめのいざこざがあり、外出して気を紛らわすということも出来ず、ストレスがどんどんと溜まっていきまして。

結果、スマホを触る気力も起きないくらい精神的にやられました。

元々色んな事を溜め込みやすいものだったので、それも悪く作用したと思われます。

一応今はそれなりに回復はしましたが、また延長という事で憂鬱です。

けれども、きっと僕と同じような思いをしてらっしゃる方もたくさんいられると思われます。

なので、私が書く作品で少しでも他の人の心を安らぐ事が出来るならと、筆を取りました。

私が読者の皆さんに与えられる力なんて、本当に微々たるものもないでしょう。それは、誰でもない私自身が一番よく理解しています。

けれども、微々たるものだったとしても、力になれるのなら、僕としても嬉しい限りです。

今後も、僕は自分のメンタル面と相談しながら執筆を続けていくつもりです。こんな弱々しい僕ですが、今後ともお付き合い頂けたら幸いです。

そして、最後に・・・・・・

美月って絶対腐女子が似合うと思うんだよね。

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