ガンホーの1~9月、純利益61%増 「パズドラ」好調

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが12日発表した2021年1~9月期連結決算は、純利益が前年同期比61%増の185億円だった。22年2月にサービス開始から10周年を迎えるスマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が、イベントの実施などで堅調に推移した。同日、50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。
売上高は17%増の791億円、営業利益は38%増の263億円だった。パズドラは他社の有名キャラクターとコラボレーションするなどのイベントを継続的に実施し、累計ダウンロード数や課金収入が増えている。「ラグナロク」シリーズも日本や東南アジアで好調で、増益に寄与した。
自社株買いは15日から12月23日まで実施し、自己株を除く発行済み株式の約4%にあたる50億円を上限に取得する。取得した自己株は9月までに実施した自社株買い分とあわせて12月30日に消却する。
21年12月期通期の業績予想は、新規コンテンツの展開で短期的な変化が激しいことを理由に公表していない。
関連企業・業界