(株)久保工

1927年に千代田区で誕生し、オフィスビルや集合住宅を中心に、さまざまな建設プロジェクトに携わってきた当社。90年以上の歴史を刻むなかで、建築から不動産管理、環境緑化、清掃までを手掛ける総合建設会社へと発展しました。長年をかけて培った技術力やノウハウを武器に、今も安定成長を続けています。

就職先として私が当社を選んだのは、地域に密着して事業を展開している会社だったからです。現場のほとんどが山手線エリアで、長期出張や転勤がないのが大きな魅力に感じました。少数精鋭の会社であることも、志望理由の一つ。早い段階から責任ある仕事を任され、建物づくりにトータルで関われる点にひかれたのです。

私の仕事は、工程や品質、安全などの管理を通して、工事全体の指揮をする施工管理。入社以来、14階建ての集合住宅の工事に携わっています。配属後は、施工記録の写真を撮影したり、職人さんに安全な作業を促したりするところからスタートし、現在は資材の発注も担当。最初は指示どおりに動くだけで精いっぱいでしたが、最近では主体的に行動できるようになってきました。

施工管理は、段取りが全て。例えば、資材を発注するタイミングが早すぎると現場の邪魔になりますし、遅すぎると必要なときに間に合わないリスクがあります。ですから、何をどのタイミングで行うか、という見極めが非常に大切。建物が完成したときの達成感を味わったことはまだありませんが、うまく段取りできたときはいつも喜びを味わえます。

当社の魅力は、会社全体で新人を育てる風土が根付いていることです。私が工事に必要な生コンの数量で迷っていた際、所長が一緒になって計算をし直してくれたときには感動しました。若手の声に、積極的に耳を傾けてくれる社風も特徴。私の提案で、安全に関する書類のチェックフローの簡素化が実現したときは、自分の存在価値を実感できました。縁もゆかりもない地域に配属されるのではなく、ずっと東京圏で働けるのも魅力。将来のライフプランを立てやすいと思います。

現在の目標は、プロジェクトの流れを一通り経験してスキルアップを図り、無事に来年1月の竣工にこぎつけること。それが達成できたら、資格取得支援制度を利用して、「1級建築施工管理技士」の取得に挑戦したいと思っています。

〈倉内 将／建設本部 建設部／2019年入社〉