「尿素水」原料 三井化学15%増産 阪和興業は代替調達
国内品薄に対応 安定供給には課題も
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ディーゼル車の排ガス浄化に必須の「尿素水」の原料となる尿素不足で、メーカーなどが対策に動き出した。三井化学は12月以降、工場の定期修繕前より15%増のフル生産に乗り出す。商社の阪和興業は東南アジアなどから代替調達する。品薄感は2022年2月ごろに薄まるとの見方があるが安定供給の見通しは不透明だ。経済産業省が国内メーカーに増産要請したこともあり供給増を急ぐ。
尿素を純水に溶かしたものが尿素水で、ディーゼル車の排ガス...
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