私たちは創業以来70年間一貫して資源リサイクルに取り組んでまいりました。

当社の成り立ちは戦後、国全体がまだ貧しい中で生きていくために始めた小さな家業でしたが、日本の高度経済成長に伴い蓄積された世界第３位の都市鉱山を循環させることがわが国の工業への貢献に繋がるという気概を持って、現在まで事業を継続発展させてきました。

以前はメーカーなどの動脈産業に比べ、私たちの静脈産業はあくまでも後片付けのような目立たない産業でしたが、現在深刻な問題である気候変動問題や世界的なテーマである持続可能な社会づくりのためにSDGsやESGの考え方が世の中に定着してきました。その中で私たちリサイクル産業が担う役割はさらに大きくなりつつあります。

現在当社はまだまだ道の途中であり、やっとスタート地点に立ったという状況ですが、持続可能な社会のために自分たちのできることは何かを本気で追及し、熱意溢れる社員たちと共にこれからさらに社会のお役に立てるように努力してまいります。

日本の国内に膨大にストックされた構築物（ビル、プラント、大型装置等）に含まれる都市資源は膨大であり、その都市鉱山を安全かつ適切に抽出し、再び資源として循環させることによる地球環境に与える効果は非常に大きく、まさに今世界が直面している気候変動問題の解決の一役を担うという信念のもとに、社員全員が一致団結し、さらなる事業活動に邁進してまいります。

代表取締役社長
高橋 克実