もう一つの第一部完結

初期案のキャンディ・キャンディって、アンソニーが亡くなる第一部までで、完結する予定だったそうです。

それって具体的に、どんな構成だったんでしょう?
アンソニーの事故までは同じで、その後、大おじさまは、どのように登場するのか。

たぶん事故の後、泣き明かすキャンディの前に現れるシーンだったと思います。
場所はレイクウッドでした。

実際の最終回で、ウィリアム大おじさまは、レイクウッドにいました。
キャンディは、わざわざ会いに行ってます。

あれって、不自然ですよね。
シカゴにある銀行の仕事をしてるのに
レイクウッドにいたら、絶対、仕事に不便!

・・・ですが、本来の「大おじさま正体現わす」のシーンが、レイクウッドでキャンディを励ましてた、あの部分だったとしたら?
最終回に大おじさまが、レイクウッドにいた理由は、それじゃないかと思いました。
つまり、元の構成を活かすために。

とすれば、最終回のサンルームのシーンはアリ、
ってことで、こんな感じ↓↓

アンソニーの事故後、泣いているキャンディを見かねて、ジョルジュが

「キャンディス様、
屋敷の奥にあるサンルームへお行きなさい。
ウィリアム様は、そこにおられます。」

キャンディは立ち上がり、レイクウッドの広い屋敷の中で、これまで足を踏み入れたことがなかった廊下の一番奥に、サンルームを見つけます。
そこでウィリアム大おじさまに会い、正体を知ります。

大おじさまは、

「強くおなり、キャンディ。
自分の運命を自分でさがすんだ。」

と励ましてくれました。
立ち直ったキャンディは、自分の道をさがすために「ポニーの家」に帰ります。

春になるころ、アルバートさんは彼女を迎えに来てポニーの丘に立ち、その姿を見たキャンディは、彼のもう一つの正体に気付くのでした。

・・・等々と考えていたら、それはそれで、初期案のまま読みたくなりました。
大おじさまと王子さまの正体が明かされて、完結してからでも、お話は続くじゃん。

アルバートさんは、孤児院に帰ったキャンディを迎えに来て、イギリス留学させるんです。
ぜんぜん、OKでしょ?

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