若松建設(株)

私たちの仕事は、公共工事を通じて「安心して暮らせる街づくりに貢献する」こと。最近では、広島豪雨土砂災害で被害を受けた広島市安佐南区八木地区の砂防・堰堤の整備を行いました。広島県は全国的に見て災害の少ない県でしたが、近年は豪雨による土砂災害が増えています。安心して暮らしていくためには、私たちの仕事が欠かせないと考えています。

また、こうした公共工事の他、私たち若松建設のもう一つの強みが「切削工事」です。切削工事とは、経年劣化で凸凹が増えたアスファルトの表面を削り取り、路面の形状を修復する工事のことで、「切削機」と呼ばれる重機を使って行います。当社には切削機が大小合わせて9機あり、この所有数は中国地方でも有数。さまざまな地形への対応が可能です。安芸郡海田町から廿日市市間をつなぐ「広島南道路」の切削工事の一部も、私たちが手掛けました。

私が土木の世界を目指したきっかけは、両親の影響でした。大規模な工事で街づくりに携わる背中を見て、私もこんな仕事がしたいと思い、大学では土木工学を専攻。最初こそ厳しい世界ではないかと不安でしたが、現場では作業員として働く女性も増えており、今では自分が想像していたよりも働きやすい環境が整っていると感じています。

現在私は工事長として、工事にかかる材料費や労務費などを算出する積算業務や、案件落札までに係る諸手続き、落札後の契約等、事務作業に携わっています。官公庁との仕事も多く、提出する資料の中の一つのミスが信用問題に関わるため、確認を繰り返し、ミスのない資料作りを心掛けています。当社の誠実で実直な仕事と姿勢が、現在の官公庁からのコンスタンスな受注に繋がっています。

また、こうした仕事の成果が給料やボーナスなど、待遇面で社員にしっかりと還元されています。仕事のモチベーションはもちろんのこと、平均勤続年数15年という実績に繋がっているのだと思います。

（工事長／榮 洋子さん）