《大学の入試問題》が刑務所で・・・・?
かつて主要な国立大学の入試問題の印刷は、入試問題漏洩などの事故を防ぐために各地の刑務所内の印刷工場で印刷していました。
刑務所内の印刷工場で印刷する際、印刷に携わる受刑者は入試当日までは刑期を残している受刑者で、さらに模範囚などが選抜され入試問題の印刷が行われていたようです。
外部から隔離された刑務所の中で印刷することで秘密を守っていたのです。
現在は不明ですが、過去(昭和40年代)には、『大阪刑務所』の印刷工場では模範囚が刑務作業として、「関西の国公私立15校」の入試問題を印刷していました。
しかし・・・・
昭和46年(1971年)に発覚した事件で・・・・・。
『大阪刑務所』が印刷していた「関西の国公私立15校」の入試問題の中に、「大阪大学」と「大阪市立大学」の入試問題も含まれていました。
『大阪刑務所』の受刑者と出所者、さらには刑務官までもが共謀して、「大阪大学」と「大阪市立大学」の入試問題を盗み出し、医学部受験生や受験生の父母に売りさばかれた事件が起こり問題となりました。
上記の事件から、過去に刑務所が大学の入試問題を印刷していたことは事実です。
ここからは、私見ですが・・・・・。
大学入試センターの関連文書には「印刷関係業者」としか記載されてません。
センター試験は国が実施する試験で、入試問題の漏洩を防ぐことを重要視するなら、国立印刷局か刑務所などで印刷されていると考えられます。
個人的には民間業者に丸投げのできる仕事ではないと考えているので、今でも国公立大学の入試問題は刑務所で印刷されていると思います。