--『どうぶつの森』はズバリ、どういったソフトなんでしょうか。 |
--音楽にこだわって作ったそうですが……。 |
戸高 そうですね。音楽スタッフは、楽曲が4人、サウンドプログラマ兼効果音担当が2人です。 |
--なぜ、そこまで音楽に凝ることになったのですか。 |
戸高 このゲームは、カートリッジによって、少しずつ村の地形が違うんですよ。また、出てくる動物や部屋も違います。そこで、音楽にもそういう変化をとりいれたいと思ったんです。でも、昔からゲームの中ではそういう音作りがされてきたんですよね。僕も『ヨッシーストーリー』の中で、ヨッシーの状態によって音楽を変えるということをしています。 |
--なるほど。インタラクティブな音楽ということですよね。曲数は全部でどれくらいなんですか。 |
--部屋の中やイベントシーンの音楽は、また違うコンセプトなんですか。 |
戸高 ええ、そうですね。部屋の中は基本的に無音なんですよ。その中でミュージックを再生することによって、初めて音楽が流れるんです。そのミュージックに関しては、ポータブルなキーボードで作ったような、チープなかわいい音というイメージで作ってもらいました。 |
--イベントの音楽というのは、どういう指示を出したんですか。 |
--曲の制作にはどれくらいの時間がかかったんですか。 |
戸高 ほかの人たちは1年をかけてやっていましたけど、僕はちょっと変わっていて、すでにある曲のアレンジとか展開を担当していたんです。2週間で58曲を作らなくちゃいけなくて、時間がないので、もう電車の中とかで作ってました(笑)。 |
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