「分ける」英語・使い分け
「分ける」という意味には、いくつか類義語(synonym)が存在します。
その中でもTOEICでも出てくる【separate,divide, split, share】の4つの英単語について、TOEICで使われる意味や使い方またどのような違いがあるのかを詳しく紹介していきます。
また今回紹介する英単語とは別に「割り当てる」という似た意味を持つ英単語はこちら
フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】separate:分離する
分ける、分配する、分離する
<例文>
・I separate greenpeace from rice omelet every time.
私は毎回、オムライスからグリーンピースを分離させます。
(rice omelet:オムライス、every time:毎回)
separate は元々絡み合っていたモノを部分、領域、グループなどにに分ける際に使用されます。
また、一般的に「分ける」という意味の代表的な英単語です。
divide:分割する
分ける、分割する、分別する
<例文>
・The new employees are divided into 3 teams.
その新しい従業員たちは3チームに分けられた。
divide は1つのモノを2つ以上の部分、領域、グループなどに分ける際に使用されます。
また、separate と同様に一般的に「分ける」と言う意味でよく使用される英単語です。
split:分裂する
分ける、分配する、分裂する
<例文>
・The proposal split our class in three.
その提案は私たちのクラスを3つに分裂させた。
(proposal:提案)
split はモノやグループをあるポイントで分ける際によく使用されます。
まら、その人の意思とは関係なしに「分ける」という意味としても使用されます。
share:分け合う
分ける、分け合う
<例文>
・The souvenirs from Tokyo brought by the manager were shared to the whole department.
経営者が持ってきた東京からのおみやげは全部門に分配された。
(souvenir:おみやげ、manager:経営者、whole:全体の、department:部門)
share は既にあるモノを他の人たちに分け与える際によく使用されます。
ニュアンスの違い
sepatate
元々くっついていたり、絡み合っているモノなどを「分離する」というニュアンスが強いです。
例)All students will be separated into 3 classes that beginner, intermediate and advanced.
すべての生徒は初級・中級・上級の3つのクラスに分けられます。
例)She separated from her boyfriend.
彼女は彼氏と別れました。
1つ目の例文では、「separate」の場合、初級〜上級レベルまでの生徒がごちゃ混ぜになっており、それらの生徒たちを3つのクラスに分けるという意味になります。
2つ目の例文では、カップル内で男性と女性というように別々の存在がくっついている状態から別れるという意味になります。
divide
ある基準を元に1つのモノやグループを正確に2つ以上に分ける
例)All students will be divided into 3 classes that beginner, intermediate and advanced.
すべての生徒は初級・中級・上級の3つのクラスに分けられます。
例)We need to divide burnable and non-burnable rubbish before throwing these.
私たちはゴミを捨てる前に燃えるゴミと燃えないゴミを分ける必要があります。
1つ目の例文では、「divide」の場合、初級・中級・上級とそれぞれの基準となるラインがあり、その基準を元に生徒たちを3つのクラスに分けるという意味になります。
2つ目の例文では、ゴミという大まかに1つのモノを燃えるゴミと燃えないゴミという明確な2つの種類に分けるという意味になります。
split
意思とは関係なくモノやグループなどが「分裂してしまう」というニュアンスが強いです。
また、あるポイントに対して「分ける」というようによく使用されます。
例)All students will be split into 3 classes that beginner, intermediate and advanced.
すべての生徒は初級・中級・上級の3つのクラスに分けられます。
例)The river split into two forks from here.
その川はこの場所から2つに分かれます。
1つ目の例文では、「split」の場合、生徒たちの意思とは関係なしに初級〜上級レベルの3つのクラスに生徒たちが分けられるという意味になります。
2つ目の例文では、川がある場所から分岐するというように川が分かれるポイントを指します。
share
既にあるモノをみんなで分け合ったり、複数人でモノを均等にわけるというニュアンスが強いです。
例)We shared and ate my birthday cake with my family.
私たちは私の誕生日ケーキを家族で分けあって食べました。
まとめ
【separate + something】:色々混ざっている(something)を分離させる
【divide + something】:1つの(something)を正確に分割する
【split + something】:(something)を分裂させる
【share + something】:(something)を人と分け合う
以上で、「分ける」という意味を持つそれぞれの英単語に関するニュアンスの違い、使い分けに関する説明は終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
ミチバブログでは、それぞれ似た意味を持つ英単語同士のニュアンスの違いや使い分けに関する情報を発信しておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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