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 古田更一

オタクはすでにオワコンなんだよ

静「うん。それは分かっている。だから、今のTwitterってメンヘラ気質があるんでしょうね。というより、頭の良かったオタクというあの空気、ノリが死滅している」

古田「うん。で、そういったVtuber業界もオワコン旧オタク世代すらも乗り越える1つの正解としておねロリキメセク天皇2があるわけさ」

静「う〜ん…。そこで、ふざけた名前すぎるおねロリキメセク天皇2がラインナップにくるのはちょっと分からない。普通に自称強靭な電車テロリズムな迷惑系YouTuber、アンフェミやネトウヨ、小山狂や青式亜論、黒瀬深じゃないの?ネトウヨオタク論客で有名な東浩紀すらも持ち上げているし。もうオタクはオワコンでしょう。下はVtuberでただOKダンスを踊っているだけ。バカなのは自明でしょう。

 だから、今更オタク、改めておねロリキメセク天皇2というアルファ・ツイッタラーがオタクやジャーナリズムでどういう意味があるのか、なぜ彼がとんでもない化け物、オタク史やTwitter史を塗り替える特異点なのか、改めてしっかり説明してほしい」

古田「簡単に言うと、おねロリキメセク天皇っていう最悪に頭の悪いネトウヨのインフルエンサーのアカウントがあったわけよ」

静「あ〜!だから、2なんだ!」

古田「そう。きっとにゃるらのファンらしいから、Twitter2をにゃるらとは違う解答でやったわけなんだよ、治安維持を。高度なネタツイを通して、オタクやアンフェミの権威を価値相対化するという、オタク界の古田更一、Twitter界の坂口章なんだよ。今のバカバカしい現状を縦横無尽の教養とネタツイで価値相対化しちゃうというつとむ会の完全上位個体的役割がある。結局のところオタクたちの島宇宙でメンヘラ的に引き込もうとする良くも悪くも優しいにゃるらの意志を後継しながらも、彼よりもTwitter全体を批評し、茶化す潜在的な影響力をギャグ的に持ってしまっている。

Twitter論壇やYouTube論壇を茶化すネタツイを見ちゃうと、ハッとさせられて、僕みたいに訓練されている人は正直必要ないんだけど、今のTwitterユーザーのほとんどの人がリテラシーを鍛えるには名前とは真逆にとんでもない啓蒙活動をしている聖人君主化しているネタツイ・ツイッタラーなのだ。

信じられない話だけど、東浩紀が擁護する見るからに頭の悪そうなネトウヨのキングの1人から同じ名前を取って、そこに2をつけるところに、異常すぎる批評性がある

実は、

今のオタクや左翼は動かないビビリなので、自滅するメンヘラだらけ、

右翼やナンパ師は動きまくるアッパー系コミュ障なので、アンフェミやネトウヨ、電車殺人テロリストになっているわけ」

静「確かに、確かに。自滅するオタクはメンヘラで死滅するしかないわけで、テロや復讐に走るのは、右翼のオタクなんだ。オタク・エリートの代表だった東浩紀がここ一年で極右やアンフェミに急激に成り下がってしまったか分かる気がする。それ、ひろゆきの詐欺師かと同じ現象かもしれない。ひろゆきはともかくオタク・エリートの東浩紀があそこまで成り下がるのは社会的悪影響がある。正直、木澤佐登志や樋口恭介、にゃるらの方が相対的にマシもある」

古田「そう。色々とオタクはやばい。今は、オタク文化、次のシュタインズゲートはないわけで、完全にSNSやヤンキー、テクノロジーの時代、落合陽一や橘玲、坂口章、浅田彰、ダニエル、キズナアイたちの時代にスライドしているわけさ」

静「俺はオタクじゃないけど、分かるなぁ」

古田「何言っているの?!オワコンなジョジョ6部にどハマり中のくせに。来年から自分のことを吉良吉影だとか名乗るの禁止で」

静「えぇ〜」

古田「youtubeでオワコンな東浩紀とYouTubeで大受けのひろゆきの決別は、実のところ重要」

静「TwitterとYouTubeで違う住民たちの世界ができているってそれめちゃくちゃ面白いな。現実はどこにもないのか。東浩紀がYouTubeの露出が少ないひろゆきのライバルだった古谷や三浦瑠麗、黒瀬深、制式亜論とTwitterでつるむのはめちゃくちゃ気持ち悪い。確かに東浩紀を余裕で超えているわ、おねロリキメセク天皇2は」

古田「ぶっ込んじゃうけど、極右の狼山、時田ロルフは東浩紀にそっくりだと思うわけ」

静「あはは」

古田「オタクや右翼、受験勉強といったSNS以前から平成日本のカルチャーはオワコンなんだよ。日本はすでに亡くなっていて、Vtuberや落合陽一、ダニエルのようなSF/グローバル的価値観に変わっていくんだよ。アンフェミが平成を代表しているとしたら、落合陽一や今の10代、ヤンキー、新たなSNSerは、フェミを代表している。

 暗黒啓蒙っていうTwitterオタク運動と極右の狼山はそっくりで、どちらも病んでいて、ひたすらもう終わっている文脈の天皇だったりlain的なものだったりをひたすら唱え続けて、でっかい島宇宙を作って、現実逃避をひたすらしまくって、ガンダムのように偽史を紡いでいくっていう。今更、富野監督かよ(笑)」

静「オタクを現実逃避のツールにしか使えない。ちょっとプライドないのかね。セカイ系的な現実逃避。もちろん短期的には気持ちも分かるし、優しいのは分かるけど、来年までもつのやら。詳細は話せないけどメンヘラ的になていて、ドラッグ的な文脈に近づいているしね」

古田「昔の世代の終わりなんだよ」

静「うん」

古田「アンチフェミニズムはハッキリと言うけど、

オウム真理教」

静「なるほど笑」

古田「だから、オタクは今オウム真理教化しているわけよ。だから、露悪な電車テロに非モテが走っている」

静「すごく分かるよ。現実離れした思考を持っちゃっている…」

古田「しかも開き直っているわけよ。電車テロとかアンチフェミニズムだとか仲間身内で。電車テロを間接的に擁護していて、東浩紀や暗黒啓蒙がやんわりと肯定しちゃっている。これフツーにヤバいんだよ。島宇宙化や偽善的風潮で隠されているけど、確率論的に彼ら闇堕ちオタクから電車テロが大量生産されるのは、今の怖いTwitterを見ていたら、自明すぎる」

静「大きな声で言えないけど、SNSって橘玲『裏道を行け』に書かれている通り、麻薬ですからね。自分を承認しているくれる新興宗教、カルトをテック技術で進んでいる。大きな声で言えないけど、知り合いの狂った感だとかマジでTwitterの裏側だし、暗黒啓蒙の怖さが単なる怖がりに見えちゃうのも、分かるなぁ」

古田「ネトウヨもアンフェミも実態がないんだけど、今のオタク論壇だった方々は暗黒、闇堕ちしてしまった」

静「もうメタバース、戻れないんだね」

古田「ダニエル氏を見ても分かるけど、今は良くも悪くもマクロに右翼化していて、全体主義の時代になっている。だけど、貴方も俺もそうだけど、オタクと同じで個人主義で左翼的というか、ノンポリでしょう。オタクは個人主義で実はSNSは手段にすぎなくて、オタクとSNSは実は相性が悪い。しっかりコミュで連帯するのは、ヤンキーやパリポだから(笑)。だから、俺を攻撃してきた頭のおかしい若手もそうだけど、体制に無批判な割には、東浩紀やオタク、個人主義の俺らを迫害しうるさいんだよ、彼らって。ヤンキーやパリポのポリコレ的なうっすぺらい倫理観でオタクや個人主義を批判しまくるから、あのガキにはかなりムカつきましたね。単なる歴史教養のない無知がでしゃばんなよという」

静「パリポな今のSNSありきの若者は、仲間を大切にするっていう謎の行動原理がある。それでいて、本質的には何もつながっていないから、躁鬱なメンヘラたち。オタクこそ現実を見ているんだよ。本物の友情や恋愛の不可能が分かるからこそ、人と人は繋がっているっていうオタク的倫理観。確かにオタクは実は繋がっているようで、つながっていない。だから、空リプなんだな」

古田「ひろゆきは極左から極右になった。今はオタクの時代からヤンキーの時代に良くも悪くもスライドしているから。

昔のオタクは木澤佐登志やにゃるら、樋口恭介の言う通り、めちゃくちゃ賢かったわけよ。

例えば、lainやひぐらし、シュタゲの言っていることって、大雑把にまとめちゃうと

現実はどこまで行ってもしょうもない

だからこそ、理想は大事だぜ!っていうめちゃくちゃニヒリズムに見えて、ポジティブで熱すぎるメッセージがあった。要は、日本の現代文学はオタクだったのに、今の若い子は良くも悪くも文学よりも、工学的になってしまった。

ただ愛国戦隊やガンダムみたいに国家はフィクションだとかいうオタクのメッセージは今でもポテンシャルはあって、右翼、体制側の時点で、物語をハックできないから、バカなのはすでに決まっていて、良くも悪くも今のフェミ的な若い子たちすらもメンヘラなんだよ。

ただシュタゲや虚淵玄は死やリアルを描いたけど、あの教養は今でも十分ポテンシャルがあって、それの良さに気づくネオオタクが必要になっている」

静「オタク的想像力の可能性、アニメーションだからこそ現実を直視したり、理想で燃えまくるという本当のリア充が分からない。古田系一を槙島聖護だと思っていて、自分をチェ・グソンだと思っている。このヤバい男の骨董無形な馬鹿騒ぎに乗っかると、リスクはどんどん上がってヒヤヒヤするんだけど、その分に生きるモチベーションが上がっちゃう」

古田「だから、過剰な理想こそが元気になるんだよっていう本質が伝わっていない。古田更一が過剰に熱いのも、lainとか坂口章とか本物を知っているからなんだよ。君も本物を見ているから、自分のポテンシャルの限界を超えて、こういう活動に無理してコミットしているわけじゃないか」

静「確かにジョジョや虚淵玄のように生きないといけないという枷はあるね。僕たちの世代はギリギリの最後にオタクという文学、哲学を浴びてきた」

古田「まあオタクっていうより、日本の最後の開かれた教養、平成の中流層の下も上も平等に賢い日本の良さの最後の後継者って言った方がいいと思う。だから、オタクと同じで受験カルチャーもそうで、ダニエル氏は受験カルチャーの悪い面しか分からない。それはダニがバカなんじゃなくて、ダニの頃には受験や大学もオワコン化しているってこと。つまり、オタクや受験カルチャー、僕たちの平成、中流層は偽善マスクと露悪テロで終わったのだ」

静「受験そのものに対する期待がないよね。彼は非常に機械的。そんで彼の世代の下の受験カルチャーに依存する若者は確かにもうコンプっぽくてエリートっぽくない」

古田「ところで、今やっているジョジョ6部のラスボス、プッチ神父は俺なんだよ」

静「あ〜笑」

古田「過剰な倫理観に熱く燃えて、DIOという巨悪の親友でありながらも、世界平和を目的のために主人公たちに塞がる巨悪だけど巨善な神父の超能力者」

静「悪にも、理由がある」

古田「そう笑。間違いなく荒木先生はプッチに肩入れしているわけ。異常に強いし、デティールが深いし。主人公が女でフェミっぽい対照的なのも、逆鬼滅の刃として機能していると思う」

静「確かに、プッチ神父は天国に行きたがっている。オタクのカッコいい理想主義の熱意にソックリだぜ」

古田「貴方が巨悪のDIOなんだけど、巨悪と巨善が仲が良いっていう深いEQ、文学、哲学が今の世代には伝わっていなくて、オタクって今でも十分可能性があると思う」

静「荒木先生が4部のラスボス吉良吉影に感情投入しているのも、めちゃくちゃに面白いよね。フェミやネトウヨ、受験エリート、ヤンキーと違ってオタクは単純な二項対立を疑っているし、荒木先生は二項対立を脱構築したがるからめっちゃ話は難しいけど、面白いよね」

古田「悪は善だよっていう」

静「確かに」

古田「おねロリキメセク天皇2的な想像力をプッチ神父だとしたら、僕に歯向かってきたフェミの連中は、主人公のジョーリンの想像力を代表している。DIOは失敗したオタクで、アンフェミや東浩紀なんだよ。つまり、日本の個人主義と世界の全体主義の正義哲学による対立が今起きているんだよ」

静「確かにオタクの失敗は、ステレオなDIOだよね笑」

古田「おねロリキメセク天皇2が異常な批評性があるのは、名前はヤバすぎるし、元の初代はネトウヨのジャイアンみたいなクズなのに、2の本人はシラケたネタツイばかりなんだよ。これは、Twitter論壇そのものをメタ的に見ていて、批評していて、白饅頭や東浩紀、小林よしのり、宮台真司、暗黒啓蒙、彼らの仲間であるとともに、彼らの欠点を弁償法的に補って、彼らをやんわり否定しているんだよ」

静「利用しているだけ」

古田「そう。坂口章や遠藤、安藤チャンネル、不謹慎系YouTuberというお笑いコメディアンのオタク版、Twitter版だったと」

静「すごい面白い」

古田「逆に言えば、不謹慎系YouTuberや受験界の不謹慎系YouTuberわかってTVは戦後の思想の後継者だったんだ。だから、坂口章も遠藤もふーみんもオタクなんだよ」

静「ヤンキー的な人間たちと京大中退がオタク?!」

古田「労働の愚痴を言ったり、受験業界も含めて、社会の欺瞞、全体主義の欺瞞っていうのをすごく分かっている大人たちだと思う。だから、彼らはHIKAKINだったり受験業界だったりを完全否定するために、奮闘していた。本当の現実を見れてないのは、落合陽一やフェミ、受験業界に無批判、マスクを漠然とつけちゃって電車でテロで復讐される奴らなんだよ」

静「確かに。アンフェミやロルフさん、東浩紀がキモいのは分かるけど、彼らを完全無視して平和ボケしている連中は、現実が見れていない。清水はるの背中はヤバいし、遠藤や雅也はギャル男だったしな」

古田「おねロリキメセク天皇2は郊外の現実を分かっている人間が新たなオワコン化して悪に成り下がった年上のオタクでもないし、平成の日本の現実、今の日本の現実を無視してSNS に逃げちゃうVtuber世代のオタクでもない、かといって、真面目すぎない個人主義なネタツイという、絶妙なバランス具合で、オタク史、平成2.0へアップグレードして治安の悪いTwitterを浄化しながらも、現実を直視している」

静「Twitter論壇、評価経済をバカにしている感じが見ていて面白い」

古田「黒歴史っていう単語はガンダムの戦争の歴史のことを指すんだけど、黒歴史って厨二病、痛いやつの名称な訳。オタクはオタクであることに対する自虐だったり、自己反省がちゃんとあったり、歴史を虚構、フィクションでしょって価値相対化するクールさがあったんだよね。オタクは、オタクという自虐の批評性、理想への現実の不可能性という倫理があって、福島震災や

君の名は。あたりまでは少なくとも機能していた」

静「なるほど、なるほど」

古田「おねロリ2がガンダムの話をたまにするのも分かっている話。オタクはオタクだと自虐しているからネタツイしているから賢いという距離感がある。だから、おねロリ2はSNSをイジっているようで、イジっていない

静「本当に大事なものは、Amazon wishリストの哲学者だったり、批評だったり、シュタインズゲートだったり、本物だってことだね」

古田「そう。SNSなんかよりも、はるかにアートの教養があるってことがオタクのイキ、カッコよさだった。この距離感があるから彼はインフルエンサーでも、インフルエンサーに価値を置いていない。だからこそ、無限の可能性を持っている。かつ、ネタツイで話が分かりやすいというTwitterのオタク論壇、平成世代が全滅する中、コロナ禍でも奇跡的に、現実を見ながら平和なツイートをできている。

理想と現実の距離感が分からないのが、今のコロナ禍とSNS、SNS世代の問題」

静「あぁ〜。だから、神経症に見えるのか。へずまりゅうとひろゆきに違いはないのに、みんな気づいていない

古田「だから、日本って、オタクは東大生より頭が良いって常識だったじゃん。つまり、在野に現実があった

静「ホリエモンやひろゆき、東浩紀、宮台真司、山本一郎、虚淵玄、小中千昭、つげ義春」

古田「そう。外の方が、シュタインズゲートを含めて、賢かった」

静「もちろん、もちろん」

古田「だけど、今の世代になると、ドストエフスキーだったり、ニーチェだとかとんでもなく、日本の現状と適していない海外の輸入に文学レベルは凡庸になったりする」

静「大学の先生だとかバカだと思うのは当たり前でダニエル氏のようにIQがキレすぎる例外は世代の限界を超えているけど、今の子は落合陽一、そればかりか東大王を本当の知性だと勘違いしていて、いくらなんでもヤバいでしょはあるね」

古田「だから、マスクやコロナ禍で狼狽えるんだよ。

だから、今のバカたちは文化資本が全くない。

おねロリ2は文化資本がありすぎる。これすごい話だよ。

もちろん、今のバカたちもSNSカルチャーで新たな文化資本を自分たちでクリエイションしているけどね。彼らが空虚な日常を埋めるように馬鹿騒ぎしたり創作動画するのも、皮肉ながら彼らに歴史がない、文化資本がない必死さの現れ。逆に言えば、バカな彼らから一握りは次のシュタゲが出る。更に逆に言えば、若輩でにゃるらや樋口恭介、木澤に安直に乗っかるのはタダ乗り世代のガチ無能が多い。受験カルチャーもだいたい同じかんじ」

静「確かに。オタク・エリートはあくまで神アニメや神漫画、神アートを語る場にSNSはしょせんすぎない。メディアリテラシーが高すぎますよね。だから、スマホがなくても、生きているオタク・エリートっていうのと、スマホがないと、生きていけない今の若い子たちは、ぜんぜん意味合いが変わる」

古田「だから僕もおねロリ2もウも分かっていてオワコンな教養をアップグレードして世間に発表しているVtuber、youtuberの奇形児ってことはあるね。上の世代の教養を使いながらも、構文はネタツイやバカっぽいしキャラになりきるVtuber文体という下の世代でもある、露悪世代と偽善世代のバランスのよいいいとこどり。」

静「だから、おねロリはあえてなんだ。そこに含みやリズムがある。たまにYouTuberやひろゆきを言及しているのはそういう感じ」

古田「彼がオタクが死んだというツイートをよくしたり、自己紹介でオタクのための嘘のツイートって言っているのはまさにそんなかんじ。一方で、アマゾンwishリストが最高級のドゥールズや批評、アートばっかなのは、彼は批評的な文脈を分かりながら、オタク文化を進化させようとしているんだよ」

静「にゃるらのサインももらっていたしな」

古田「だから、古田と仲が悪いように見える暗黒啓蒙の木澤佐登志、ウとにゃるらは同じ人間なんだよ笑。木澤佐登志のやったことは、自らがメンヘラかつオタク的なものがオワコンになることを分かっている人間があえてそのオワコンになることや露悪的な部分を出して、呪詛的に編集して出した短期的なバッドエンド的なオタク延命のやり方だった。だけど、重いし、ガンダムのように黒歴史、偽史的な想像力のために、仲間の樋口恭介のように炎上耐性がなく、今の落合陽一的セカイでは対応ができなくなっている。だから、未来のポテンシャルではヘラっていないウの方になぜか元気があるという歪な話になっている」

「木澤佐登志は消極的な不謹慎系YouTuberだとは思っていた

古田「ベテランちが東浩紀や千葉雅也に依存しているのもまあ近い現象」

静「おねロリ2に負けていられない。新しいオタク的想像力で世界を救わないと」

古田「だから、ウや静、古田の問題意識は、新しいオタクの教科書、文学のアップグレードを2022年の時代に雑誌だったりメディアで出すことが次の目標の1つ、裏テーマだと思う。木澤や樋口、にゃるらを後継しながらも、全く違う回答が必要」

静「確かに」

古田「スマホはいじれるけど、文脈としては浅いのが、現代人。

オタクの可能性って虚構をバラすってことにあって、キメセク2はツイートでいつも批評をしている」

静「シャムさんのポジションにゲームキャラを置くシュールなコピペをしちゃうのも、まさにオタク、東浩紀や黒瀬深を皮肉りながらも、次の回答を出そうともがいている。そこがギャグで面白いのかも」

古田「オタクは、シュタゲやひぐらしだよ。オタクは現実逃避じゃなくて、現実を超える価値相対化や最強理想のパッションだよ。

だから、ウや静、古田、おねロリあたりが上のオタクと下のSNSer両方の問題を批評し、陥らないようになっている可能性がある」

静「確かに、鬼滅の刃って面白いけど、少女漫画みたいに女々しいし、全握が素朴すぎてフェミのアホさのあるすごい幼稚な作品。文学リテラシーは下の世代は可哀想だけど、落ちている。もちろん他でいいとこもあるけど、上の世代の東浩紀やアンフェミの極端すぎる露悪主義にノレない一方で、下の世代のフェミや落合陽一的な極端すぎる偽善主義にもノレない」

古田「どっちもおちんちんがデカすぎて、極論なんだよ。オタクには価値相対化及び熱さっていう可能性だって少なからずあった。それをもう一度やることが今の日本には必要になっているんだよ」

静「男のドロドロさ、バトルロワイヤルの良さが分からない気がする。

おねロリ2は現実と理想の距離感が上手い気がする」

古田「だから、偽善の電車マスクと露悪の電車テロだってば。どっちもくだらねぇ、世代闘争なんだよ。極端な反自粛か自粛か、で踏み台を作る彼ら彼女らの馬鹿馬鹿しさは本当にくだらない。極端などちらにも肩入れできないのが、まともなオタクの反応だと思う

静「小田急殺傷事件やジョーカー事件って20代前半でギリギリ俺らに近い世代だから、本当に驚いたわ。普通にアンフェミと変わらない。Twitterはウやおねロリ、つとむ会的な日常のノリがないと、誤情報だらけすぎて、まともに情報収集できない。東浩紀やアンフェミ、ネトウヨ化したフェイクニュースの極端な煽り、釣りを見ないことが重要

古田「大阪で京アニを模倣した事件や神奈川の電車でまたテロがあったけど、客観的に偽善的な評価経済に対する復讐徒というバッドエンドに下級国民たちがなっている。これはヤバいでしょう」

静「平成が産んだ豊かなオタクカルチャーの日常性がなくなっているね。現実と理想の区別がついたり、理想が現実を超えるっていうリテラシーは漫画やアニメ、日本の文学の訓練がなくなっているっていうのは確かに分かる。哲学書なんかよりも、シュタゲやカオチャ、まどマギだよな」

古田「文学や歴史に対する愛がないんだよ

静「オタクは冗談抜きにエリートだったんだよね。僕の好きなトゥールマンショーをリアルで行っているのが、おねロリ2」

古田「これは踏み込んだ話だけど、若い有名人の相次ぐ自殺は、現実と理想の距離感が分からず、無理して努力して疲れていたっていう話、アノミーだ思う。HIKAKINがロボットという話に近くて、身体性や自己の目的を失った感じ」

静「ダニはIQの高さでどうにか気が狂わないようになっているけど、それより下になってくると良くも悪くも身体が分からずメンヘラが多い印象」

古田「現代のメンヘラSNSerを茶化すのが、安藤チャンネルのYay煽り動画。彼はVtuberへギリギリのテロをしている」

静「理想の吉良吉影になりたいのは分かるけど、現実でやるときは成熟した上で、吉良吉影をやらないと」

古田「そう。オタクの成熟っていうのが、シュタゲの裏テーマだった

静「アニメって極端じゃん。アニメの極端を知れば、理想の不可能性を知るからこそ、現実でうまく距離感ができる。だけど、アニメの極端を知らないから、現実で暴走しちゃう。それが今の若い有名人の自殺やマスク的な偽善かもしれない」

古田「おねロリ2のアマゾンwishリストはアートや哲学が多いけど、これオタク的雑種的教養、自殺したはるしにゃんに似ながらも、ヘラわない1つの方法なんだよ。

文学と政治じゃなくて、情報とインターネット。情報として幅広くマッピングしようとするオタク的雑種性。好き嫌い抜いて、全部の哲学者や全部のオタク作品に触れていたら、全体や現実、セカイにアクセスしてしまう」

静「オタクの天皇なんだね」

古田「あれはいい意味でも悪い意味でも、真剣なネタツイなんだよ。実はシュタゲをやろうとしているかもしれない」

静「俺と同じだと思うし、ウよりはインテリだけど似ていると思う」

古田「ウがニートなのに努力が過剰にできるのは、理想を持っていたり、教養があるからなんだよ」

静「確かに、戦後の豊かな発想を持っているから、頭がキレている。ウは自分がバトルロワイヤルを生きているリアリティーを直視しているけど、鬼滅の刃はバトルロワイヤルを否定するために作られたというダメさもある」

古田「来年のカオスフォレストがやることは、新しい日本のインテリの再定義、ネオオタク論壇の再生だと思う。古さを後継しながらも、全く新しく。もちろん受験も平成のオタクというカルチャーの産物だ」

静「ウ、坂口章、橘玲、おねロリキメセク天皇2、ふわぽへ、ダニエルなど。すでにできつつある。みんな強気のお笑い芸人みたいでバカにしている感じw」

古田「露悪と偽善を乗り越えて、次のシュタインズゲートを出さないと!」

静「不謹慎系YouTuberのカオスフォレストがコロナ禍という偽善な露悪で出てきたのも、間違いなく、その緊張感があったと思う。

自粛も反自粛もぶち壊す

古田「ハッキリと言うけど、2022年で東浩紀は消えるぜ」

静「すでに消えてる。Twitterでしか影響力ないし、本質的に事件や話題がない」

古田「あとアンフェミが本格的に殺傷事件を起こすのが来年かと。いくらなんでもマスク自粛のやりすぎの反動がやってくる」

静「良くも悪くもたくさん論者が消えていくんだろうな。

箕輪厚介やおねロリ2のひろゆき批評は正しくて、

ひろゆきはコロナ禍で弱者寄り添いビジネスをしている。まあ俺らはウを抱えているから、俺らも少しひろゆきに似ているところがあるね」

古田「俺は浅田彰だから。オワコンな哲学を延命したのが浅田彰で、オワコンな批評史を延命したのが、古田更一。つとむ会は限界集落だったってこともあって、つとむ会が一時期インテリ化したのは、ダニやおねロリと同じ課題だった」

静「なる」

古田「おねロリ2こそがにゃるらの消されたTwitter2の理想を現実で実現している。とんでもない論者だよ」

静「古田が現実で真面目になれるのは、理想があるからこそか」

古田「ジョジョはオワコンだよ」

静「東浩紀もオワコンだよ。あんな屁理屈を言うオジサン。やっぱり弱者寄り添いのひろゆきが残る」

古田「ただし、ひろゆきすら古くて、成田悠輔は柄谷行人2.0.オタクの東浩紀が切り捨てたサブカルな浅田彰や柄谷のロジックをギャグ的に茶化しながら今のオタク論壇を踏み潰す古いものを新しく見せている論者。東浩紀を完全に超えたのが、成田悠輔。おねロリやメテオ、雅也の時代がきているのはある。今は意外と、ドゥールズやラカン、サブカルのポストモダン思想の復活でもある。東浩紀はデリダを浅田彰みたいに読み込めないから」

静「成田悠輔が東浩紀の批判するNAMの協力者だったというジョジョ的な流れが気持ちいい」

古田「完全にオタクを殺しに来ている。これ、復讐戦なんだよ」

静「ひろゆきVS成田悠輔」

古田「福本伸行2.0は坂口章、清水はる、遠藤、安藤。労働者や孤独な男性がギャグ化して、現実、日常を見せるっていう。バトルロワイヤルと日常系は同じだから。カイジが今ギャグ漫画化したのが、現実直視だから」

静「シュタインズゲート2.0はおねロリ2」

古田「ウはねじまきカギュー2.0.成田悠輔は柄谷2.0」

静「めちゃくちゃ面白い!」

古田「今起きていることは、オタクの成熟なんだよ。もちろん失敗もあるだろうけど、成功もある。オタクは歳をとった。子供がいかに子供のままで大人になるのか?っていう」

静「すごい面白いし、カオスフォレストを設計する上で、役に立つ」

古田「だから、おねロリ2は名前からして、マーケティングが巧すぎる。Twitterでやるかユーチューブでやるか、東京医科歯科でやるかっていう違いしかない」

静「ネタツイを真剣にやろう。そして未来は自分たちで作るのだ。それがシュタインズゲートの選択だよ!」