大学入学共通テスト(読み)だいがくにゅうがくきょうつうてすと

知恵蔵mini「大学入学共通テスト」の解説

大学入学共通テスト

2020年で廃止された大学入試センター試験に代わり、21年に導入された日本の大学の共通入学試験大学入試のあり方と高校・大学の教育を一体で変える「高大接続改革」のとして議論が重ねられ、教科書の知識を覚えて答えるのではなく、資料を見て考え、理解して解答するような設問が増やされた。当初は、国語数学で記述式の問題も出題される予定だったが、制度上の不備などから導入の延期が決定された。また、英語で予定していた民間の資格・検定試験の活用も同じ理由から実施が見送られた。大学入試センター試験と同様に、1月中旬に2つの日程でそれぞれ2日間実施される。ただし21年は、新型コロナウイルスの影響を受けた学生に対する配慮などで、特例追試験を含む3つの日程が設定された。

(2021-1-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉「大学入学共通テスト」の解説

だいがくにゅうがく‐きょうつうテスト〔ダイガクニフガク‐〕【大学入学共通テスト】

独立行政法人大学入試センターが実施する、大学入学のための試験。国公立大学では原則として受験必須となるほか私立大学の入学試験としても利用される。センター試験に代わるものとして令和3年(2021)1月より実施。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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