この続きです
訊いてもいないのに
ご自身の長女さまが
鉄緑会でいかに素晴らしい
成績をお修めかというお話を
お聞かせくださった後に
(ここは次女さんの試験会場控え室です
長女さん関係ありません
)
尋ねられました
どちらに宿泊してらしたの
単に話のとっかかりに
訊かれただけなのかも
知れないのですが
まさかこれも
マウントだったのでしょうか
子どもが中学受験塾に通ってると
日程的にもお金的にも
もう随分と家族旅行なんて
できなくなっていたわが家
こんな時ぐらいは
良いホテルに泊まりましょう
ということで
気合いを入れて
半年前から予約を入れて
その学校の近くでは少し
ランク上のホテルのうちのひとつに
前泊しておりました
素直にホテル名をお答えしますと
あら、私はもうひとつのほうよ
と
正直私にはどちらのホテルが
格上なのかいまだに
わかりませんが
娘は一流ホテルに宿泊している
というだけで
テンション爆上がりで

始終
たのしいね!
たのしいね!
を連発していました
6年時は塾漬けで
外食もままならなかったので
夜、私とふたりで
ディナーが出来ただけでも大喜び
入試当日朝のホテルの
モーニングビュッフェでは
まぁ食べること食べること
食欲もりもり
同じ学校の受験生とおぼしき
他の親子が近くのテーブルにいたのですが
娘いわく同じ塾の子だそうで
見たことがあるという程度の子
ほんの少ししか
お皿に食べ物が乗っていなく
もう食べないの?
とお母さん
あんまり食べたら
パフォーマンスが落ちるから
と答えているのを聞いて
え…そうなの…そう言われたらそうかも…???
や、や、やめとく?
そろそろ食べるのやめとこっか?
うーん…じゃあ
あとクロワッサンもうひとつだけね
まだ食べるんかーい
そんな感じで早朝から
たらふく食べて
※この時の少食の子は残念ながら不合格でした
※当日朝の食欲と合否は
関連のあるものではございません
ただの事実の羅列とお捉え下さい
いざホテルを出発して
入試会場に向かう時に
私が方向音痴過ぎて
試験会場とは逆の方向に
歩きだそうとして
娘にちがうよと
教えられ
またもや
入試ってたのしいね!
と
全く緊張することなく
試験会場へ向かって行きました
つづく