バスが目的地に着き、ドアが開く。
どうやら全員ここで降りるようで、僕は人波は避けて一番最後に降車した。
目の前にそびえ立つのは、天然石でできた巨大な門。奥にはこれまた威厳を感じるような校舎が待ち構えていた。
――おお、でかい。
高校だとこれが普通だっていうのか? それとも、やはりこの学校が特殊なのだろうか。家の近くには高校がなかったため普通がどの程度のものなのかはわからないが、何はともあれこれは……校内を把握するだけでも骨が折れそうだな。
ふと、門の前の立て看板が目に入る。でかでかと「入学式」と書かれた横には、この高校の名前があった。
『東京都高度育成高等学校』
なんでも、日本政府が直々に創立した、未来を担う我ら少年少女たちを本格的に育成するための、絵に描いたようなスンバラシイ学校だそうだ。正直何かと訳ありな気もするが、お国の事情に関わることかもしれないので、表立って怪しいだなんて指差せない。
さて、玄関を出るときにも決意表明はしたが、長旅で心身ともに疲弊している今だからこそ、改めて、高らかな理想とともにこの偉大なる門をくぐろうではないか。
大丈夫だ。僕は、大丈夫……。
よし。行くとしようか!
――――――――――――――――――――――――――――――
「ええと……お、あった」
少し道に迷いかけたが、なんとか自分のクラスにたどり着きいざ入室。すぐに自分のネームプレートを見つけて席に着く。窓際の後ろ側の席か……ふむ、どうやら早速、授業中の睡魔襲来という日々繰り返されるであろう高難度ゲリラクエストが確定してしまったようだ。
教室を見回すと、既に半分以上の生徒が登校を済ませていることが確認できた。うう……恐らく家が近隣だったり交通の便が良かったりしたのだろう。羨ましい。自分は五時起床だったのに……。
だがここは全寮制。そんな心配はご無用。持ち前の目覚めの良さを活かして、今度教室に一番乗りでもしてやろうか。
そんな企てを密かにしていると、不意に後ろから声がかかる。
「――なあ。お前確か、さっき同じバスに乗っていたよな?」
「ん?」
コイツは確か……あ、そうだ。バスで席譲らないって顔をしていたカップルの片割れだったな。
僕に負けず劣らず地味な風貌だな……って、あれ? よく見ると、彼の隣はもう片方の子じゃないか。すごい確率だな。
とりあえず、妥当な返しでもしておこう。
「ああ、僕も思い出したよ。隣の子も一緒だったよな? 奇妙な偶然もあったもんだなあ」
「ええそうね。本当に、嫌な偶然だわ」
黒のロングヘアーの少女がにべもない返しをする。クールな美人って感じな見た目だけど、ここまで冷徹な物言いをするのか。もしかして、何か理由でもあったりするのだろうか。男の方に聞いてみる。
「何か彼女にひどいことでもしたのか?」
「なぜ真っ先にオレを疑う……」
いやまあ、明らかに不機嫌そうな女子と初日から接する男子――しかも察するところ「唯一の」がつくとなれば、故意でも無意識でも何かしらやってしまったんじゃないかとは思うだろうさ。
「ああ、いや、不快に感じたのなら謝る。ごめんなあ」
「問題ない。わかってくれるなら大丈夫だ。念のためはっきりと言っておくが、オレのほうからは特に何かした覚えはないぞ。何せオレは、生粋の事なかれ主義だからな」
「事なかれ主義?」
「面倒事に関わって目立つのが嫌い、だそうよ。私からすれば、友人を作ろうと躍起になってズケズケと話しかけてくるあなたへの対応が一番面倒なのだけれど」
うおー、ひどい言われようだ。意気消沈しちゃってるよ。最初は付き合ってるのかと思っていたけど、これはさすがに違うっぽいな。もし本当に付き合っているのなら、男の方はこれからは生粋の事なかれ主義なんかより生粋のドMと名乗っておいたほうがいい。あれ、そういえば……。
「二人共、名前を教えておくれよ。席もこんなに近いんだし話す機会も多いだろうから、軽く自己紹介でもしようかあ。僕の名前は、浅川恭介だ」
どこか話し辛いなと思っていたら、名前すら知らなかったんだった。これも友達をつくれない人共通の性質か……。
「オレは綾小路清隆だ。よろしくな、浅川。その……よければ、オレと友達になってくれないか?」
友達になろう、か。偶に「友達はなろうとしてなるのではなく自然と成っているもの」などと言う輩もいるが、幸いなことに僕はそうは思わない。あれは社交性のある人が人見知りに悪意なくぶつける皮肉のようなものだ。親しい間柄になってから互いを知っていく。そんな関係だって素敵じゃない。
「ああ、もちろん構わんさあ。僕も少しコミュニケーションが苦手だから助かる。よろしくなあ……うーんと、清隆って呼んでもいい?」
即答がてら清隆に確認を取ると、彼は少し喜色の滲んだ表情になった。何か機嫌が良くなることでも言っただろうか。
「あ、ああ。もちろん結構だが……意外だな、名前呼びなんて。浅川はあまり、こう、心の距離をグイグイと近づけたがるやつには見えなかった」
「あー、まあそれもなくはないけど、『清隆』の方が『綾小路』より呼ぶのが楽だってのが一番の理由かなあ」
「そ、そうか……」
今度はあからさまに気落ちしている。情緒が忙しいやつだな。……あ、仲良くなろうとしてくれていると思って嬉しかったのか? だとしたら申し訳ないことをしたな。余計なことを言うべきではなかったかもしれない。
「何かごめんなあ。僕も君と似ていて面倒なことが苦手なんだ。それこそ、主義として掲げたいくらいになあ。ただ、高校初めての友達なんだし、清隆とはこれからももっと仲良くなりたいって思っているぞ」
「……! そうか。それじゃあ似た者同士、仲良くしていこうな」
僕は頷き、彼が差し出した手を優しく握った。似た者同士、か。少々残念な共通点のような気はするものの、温厚そうだし清潔感もありそうだ。高校初めての友達にしてはなかなか気の合いそうなやつと巡り会えたな。
やったな清隆。僕らはたった今、強固な友情で確かに結ばれたぞ。お、微妙にニヤついている。なんというか、コイツの拙いながらも友達づくりに励む姿は、シンパシーを感じているこっちの身からすると応援したくなるな。
ただ、なんとなくだけど、僕と彼の言う「面倒」は少し違っているような気もするが……。
「良かったわね、綾小路君。この学校で初めての友達ができて。いえ、ごめんなさい。生まれて初めて、だったかしら?」
「どうしてオレが今まで天涯孤独の人生を送ってきたと思うんだ?」
「さっきまであなたが晒していた恥を目の当たりにすれば、誰だってこの結論に至るわ」
「……ぐうの音もでません」
ほぼフェードアウトしかけていたはずの少女が、このタイミングで清隆に容赦ない猛攻を仕掛ける。残念ながら僕は彼女の言う恥を目撃していないため何とも言えないが、余程のやらかし具合だったのだろう。……いや、話がかなり脚色されているだけかもしれないな。
とはいえ、このまま盟友が黙って言われっぱなしで終わるというのはどうにもいただけない。ここは僕らの熱い友情を見せつけてやらねばなるまい。仇を取ってやろう。
――それに、この三人でなら、深い繋がりを持っておいても面倒なことにはならなそうだしな。僕だって、仲良し小グループというものには多少なりとも憧れているんだ。
「なんだ、嫉妬でもしてるのかい? 君も僕らと仲良くお話をしたいんだろう。最初からそう素直になってくれれば、その可愛いらしい容姿にも劣らない魅力を感じられるんだがなあ」
「いつ私があなたのような男と話したいなんて言ったのかしら? それと、気安く可愛いだなんて言われても微塵も嬉しくないわ。むしろ不快ね」
「おい清隆、コイツ全然可愛くない」
「五秒前と真逆のことを言っているぞ」
一体なんなんだコイツは。沈黙はせずとも、照れたりムキになったりくらいはしてくれてもいいだろうに。取り付く島もないとはまさにこのことか。そろそろ僕の面倒メーター、略してメンターが基準値を超えてしまうぞ。
これほどの堅物と長らく友好的に付き合っていけるかと言われると厳しいところがある。だが、周りを見渡すといくつもの小グループが盛り上がっている様子が映ることから、現段階で仲良く会話できる可能性が見られるクラスメイトはこの二人だけだ。他のクラスメイトと今後どれだけ仲良くなれるかどうかというと、あまり自信はない。さらに言うと、席替えがあるかどうかもわからない以上やはり右後ろという間近に居座る彼女とコミュニケーションを取れないのは授業やアクティビティなどで今後痛手となる可能性がある。
つまり――彼女と仲良くならない方が、面倒くさくなる可能性があるのだ。
「……なあ、せめて名前くらいは教えてくれてもいいんじゃないか?」
「教える必要を感じないわ。よろしくするつもりなんてないもの」
「なんでだ……。他のクラスメイトにも同じ態度を貫く気か? 人のことは言えないけど、友達できないぞ?」
「あなたたちとは違って私は一人が好きなの。何も問題はないでしょう」
頑固だな……。それにしても、独りが好き、か。明確な拒絶……。
哀愁を含んだ
「そう言われてもなあ。僕は君と仲良くなりたいわけだし……まさか、キラキラネームだから恥ずかしい、とか?」
「馬鹿げているわね」
「まあそうだろうなあ。名前にコンプレックスとか持っているタマでもなさそうだし」
「……あるわけないでしょう」
……あれ、今滅茶苦茶言い淀まなかったか?
急に歯切れの悪くなった彼女の言葉に、僕は訝しげな顔になる。
まさか、本当に自分の名前に不満を抱いていたっていうのか? 気になるな。だが、今は彼女を逆撫でするような発言は控えた方がいいだろう。
……いや、少し踏み込んでみようか。距離を縮めるきっかけにできるかもしれない。
家族、友人、はたまた職場のような、形式的・社会的な人間関係は多く存在するが、それらは全て「形成→理解」と「理解→形成」のどちらかに分類される。
繋がりや共同体を「形成」してから身内の性質を「理解」するのか、お互いをある程度「理解」してから相互関係を名づけ「形成」するのか。この差は当人たちの人間性や考え方に起因している。しかし僕は、この違いは決して内面的なものではなく、関係構築の「方法」というはっきりとしたものからくると思っている。
言うなればこれは、発想を「逆転」させるということ。
今回で言うと「目的」と「手段」を逆転させる。つまり、清隆のときは「友達となることで立場的な壁を払い、今後さらにお互いを知っていく」という流れだったが、彼女に対しては逆に「心を開かせて仲良くなるために彼女を知る」という方法をとる。
個人にまつわるものや、他人にはあまり知られていないような悩みを理解してもらっている相手には自然と特別感が出る。多少センシティブな部分に触れるかもしれないが、もともと好感度は高くないようだから、地雷覚悟の突撃を試す価値はあるかもしれない。
……。
しかし、少し逡巡して、僕は撤退の決断をした。
梃子でも動かなそうなこの女のことだ。もし万が一堪忍袋の緒が切れでもしたら、彼女の場合二度と口を聞いてくれなくなるかもしれない。
そもそも彼女が反応を示したのは、名前のコンプレックスという部分。名前は普通親が付けるものなので、家族ぐるみの根深い問題である可能性が高い。攻め込むには少々テーマが重すぎる。
彼女の抱える重い事情を初対面で、まして名前さえわかっていないのに詮索をするのはどうしてもデリカシーが欠けている。それで不快感や不信感を与えてしまうようでは本末転倒というやつだ。僕にだって簡単には知られたくない過去の一つや二つはあるしな。
彼女の問題は彼女自身で解決して然るべきだ。もしも何かしらの壁にぶち当たった時は独力で答えを見出すなり誰かをこき使うなりして乗り越えることだろう。態々お節介を焼いて僕が踏み込む必要なんてない。
――本当にそれだけか?
……再び聞こえた、僕だけに届く声。いや、届いているのではない。わかっている。これは、いつからか宿り、ずっとこびり付いてくる影だ。
ああ、どうしてこうも、いつまでも付き纏う。
本当に、反吐が出る程
普通の人なら、こんな場面は気づかなかったフリや気の利いた言葉であっさりと流せてしまうのだろうか。そもそも気づかないなんて能天気なやつもいるかもしれない。だからこそ、こうやって馬鹿みたいに深く思い悩んで、挙句自己嫌悪まで始めている自分に気付き、何をやっているんだかとさらに自分を責めたくなる。
いけない、負のスパイラルだ……。
自ら築いた墓石に沈み込んでいくような、おぞましい感覚。
もう……懲り懲りだ。
「……あまり意地の悪いことをするものじゃないぞ、
毒沼に沈みかけていた思考が止まる。
静かに援護射撃を繰り出したのは、ついさっき友好の握手を交わした少年――。
我が盟友、綾小路清隆だった。
急にどうしたというのだろう。……まさか、僕が彼女の態度に傷ついていると思って心配してくれたのか? お前は、優しいやつなんだな。よくよく考えてみると、薔薇の棘にも引けを取らないような少女の罵倒を立て続けに食らっても怒ったり黙ったりせず果敢に話しかけられるあたり、鋼のような心を手に入れているのかもしれない。いや、感受性がないせいで傷つきにくい性分なのかもしれない、清隆の場合は。
でもなんだか、今の清隆はとても凛々しく見える。これが彼の真の姿なのだろうか。随分な主人公気質を具えているじゃないか。
それに今、「堀北」と言ったか? 清隆は彼女の名前を知っていたのか。
「綾小路君、あなた……」
「どのみち少なくとも、一年間は確実に同じクラスなんだ。嫌でも恭介は、お前の名前を知ることになるだろうな」
「なら、尚更私から教えてあげる必要は……」
「普通は逆だろう。どうせ知られるなら、今ここで、お前自身がちゃんと名乗ってやるべきなんじゃないのか? 先祖代々受け継がれてきた苗字と、親が愛情を込めてつけてくれた大事な名前なんだ。それくらいの誠実さは、示してやってもいいと思うんだがな。
――それに、オレにとって『初めて』の友達なんだ。それが目の前でこんなにも無下に扱われているのを、黙って見過ごせるほどオレは薄情じゃない」
おお、清隆がまるでメシアのようだ。やたら饒舌になっている。君の底力を垣間見た気がするよ。一度発言するごとに三度罵倒を食らう勢いだった哀れな少年はどこへいったというんだい?
おまけにサラッと僕のことを名前で呼び始めているし、最後の一言なんて王道漫画の仲間想いな熱血系主人公が叫ぶそれじゃないか。なかなか熱い友情を演出してくれる。僕からの名前呼びがそんなに嬉しかったのだろうか。
やれやれ、君はやはり、とびきり素晴らしいやつなんだな。
――羨ましいこと、この上ないよ。
「……はあ、わかったわよ。私は、堀北鈴音よ」
「……! そっか、清隆にも劣らずいい名前だなあ。これから一年間よろしくなあ、鈴音」
「……下の名前なのは、やはり楽だから、なのかしら?」
「おお、わかってるじゃないかあ」
なんだかんだで、彼女も少しは僕という人間を理解してきたみたいだな。そう、まずはそれでいいんだ。少しずつ、ゆっくりと理解していけばいい。
「それに、そもそも私はよろしくするつもりはないと……」
「いいやしてもらう。いや、させてやるさあ。案外心地よかったりするかもしれないだろう?」
「必要を……」
「感じないか? やってみなければわからんだろう、そんなことは。やる前から全て正しく切り捨てられるほど、君は成熟した人間なのかい?」
心当たりでもあったのか、僕の返しに彼女は口ごもる。
話は終着点にたどり着きつつある。流れをこちらに引き寄せてくれた清隆には感謝しないとな。
「はあ……溜息が深まる一方ね。わかったわ、いいわよ。ただし、できるものなら、ね」
ほう、この女、あくまで自分からはしないってか。どこまでも捻くれてやがる。しかしなんとか上手く事を進められたみたいだ。友達とまではいかずとも、きっと彼女の中で僕らの存在は印象的なものとなったはずだ。多分だけど、決して悪い意味ではなく。彼女は絶対に認めないだろうが。
ありがとな、清隆。
やはり君となら、最高の高校生活を送れるのかもしれない。鈴音も一緒であれば尚更だ。彼女はげんなりするほど刺々しい時もあるが、それも思春期特有のお茶目な部分として見ればまだ可愛いものだ。
それに、その刺々しさだってこの学校で少しずつ改善されるかもしれない。岩が上流から下流に流れるに従って丸みを帯びていくように、彼女の尖りに尖った角もここでの日々でそぎ落とされ、もっと可愛げのある女の子になってくれるはずだ。そう考えると、これからの楽しみが早速一つ生まれたと言えるな。
「全く、二人揃ってとんだ物好きがいたものね。私に話しかけても面白くないわよ」
「いや、そんなことはないと思うぞ? それに一番の理由は――決まっているよな? 恭介」
「……ああ、そうだな清隆。僕らがここまでするのは――鈴音、単に君と話すのが楽しいからってだけじゃない」
盟友がこちらにアイコンタクトを送ってくる。
……彼となら、証明できるのだろうか。
その隣人も、この先もっと仲を深められたら、手を取り合うことができるのだろうか。
ああ、初めての感覚だ。実に心地いい。これが、絆が芽生えるということなのかもしれない。
さあ盟友よ。共に彼女へ突き付けようではないか。僕らの分かち合った紛うことなき共通理念を。これは、宣誓だ。
僕らが彼女と話す理由、それは……!
「一人でも多く友達が欲しいからだ」
「ちんけな信念ね」
おいやめろ。一刀両断するんじゃない。
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『盟友』…固く誓い合った友人。同志。
そこに果たして、純粋な「信頼」はあるのだろうか。
堀北が名前のコンプレックスに反応したのは、苗字→堀北の家族→兄さんの繋がりで意識してしまったからです。
アニメの清隆に馴れちゃってるせいで、原作初期モードの清隆がイメージしにくいなあ。
さて、ついにオリ主が原作キャラと邂逅したということで、試しに今後の展開についてアンケートをとってみたいと思います。
()内は出番微増メンバー(予定)です。ただ、本当になんとなくのイメージで入れているだけなのでその通りになるかは全く保証できません。あしからず。
始めたばかりなのもあって、あまり集まらなかった場合は、僕の匙加減でふらふらと進めていくつもりです。ただ、原作キャラの再現から逃げて結構登場させないこと(基本√みたい)になる可能性が高くなると思います。
オリ主の過去話について(どれになっても他の小話もやるよ)
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止まるんじゃねぞ(予定通り,10話超)
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ちょっと立ち止まって(せめて10話以内)
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止まれ止まれ止まれ…!(オリだけ約5話)
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ちょ待てよ(オリキャラだけ,3話)
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ムーリー(前後編以内でまとめて)