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それでも大臣の方針は“鶴の一声”
小泉氏はかつて原発事故の影響が色濃く残る2013年9月30日、内閣府大臣政務官(経済再生、経済財政、環太平洋経済連携協定担当)兼復興大臣政務官に就任したことで注目を集めた。原発事故対応や復興事業に関し、首相官邸や自民党本部に対する歯に衣着せぬ物言いで”名をはせた”ことは記憶に新しい。
ネット上で、「責任者はあなたでしょ」「おかしいと思ったら撤回する権限はありましたよね?」などと指摘されている通り、小泉氏自身が「問題のある政策だ」と思ったのなら、かつての政治スタンスのように撤回するなり、法制化の再検討を指示するなりすればよかったのではないか。自民党関係者は困惑する。
「大臣の方針は、省庁にとって文字通り“鶴の一声”です。首相官邸や省庁間に思惑があって、既定路線として省内で政策が進んでいたとしても、それを止める力があるのです。
レジ袋有料化に関し世論の反発が強いことは環境省内でも情報共有されていたようですが、小泉前環境相が(レジ袋有料化の)法整備に疑問を呈したという話は党内で聞いたことがありません。ことここに及んで、前任の原田元環境相や環境省、経産省に責任があるかのような口ぶりは……。『決めた事なら、そのなかでいかに前向きに進めるか』とおっしゃるのであれば、最後まで黙ってそれを貫いてほしかったです」
(文=編集部)

















