松戸市教育委員会は２３日、市立中学１年の女子生徒（１３）が、１０日に市内の団地で転落死していたと明らかにした。飛び降り自殺とみられ、女子生徒のノートにいじめに関する記述があったことから、市教委は今後、原因などについて再調査を行う。

　市教委によると、１０日は始業式で、女子生徒の行方が分からなかったため母親が警察に捜索願を提出。市内の団地で見つかった遺体を家族が確認し、女子生徒の死亡が判明した。女子生徒徒が通う学校は１３日に全校生徒に急死として発表。理由を聞く生徒には「心不全」と説明した。

　学校が月に一度、全校生徒に行っていたアンケートではいじめは確認されなかったが、家族から警察に提出された女子生徒が残した遺書とみられるノートには「いじめっ子に仕返しをしてみたい」などの記述があったという。

　会見で伊藤純一教育長は「いじめが原因とは分からなかった」としたが、女子生徒のノートの検証など再調査を行うとした。