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2.乗鞍岳 2021.11.21

今日は高山のトラとこの時期定番の平湯峠からの乗鞍岳を目指した。国道脇のゲートに深夜2時半待ち合わせしてガシガシチャリを漕いで行く。12月の立山の予行練習でもある。重荷を担いでのMTB漕ぎは試練と言おうか拷問と言おうか、まあ辛い。トラが先行してハイペースで漕いで行く。あのペースでは長続きしないと見た。案の定上のゲートを過ぎてペースが落ちてきたのでスルーした。このまま一気に引き離そうかと思ったら雪が出てきて漕げなくなって降りてトラと仲良く押し歩きした。

夫婦松を過ぎた辺りで雪が増えてもうギブアップ、ここからスキーだ。積雪は10cmほどだがスカイラインなら十分である。満月の夜は明るかった。スカイラインは上に上がっても雪は増えなかったが何とか雪を繋げて板のまま進んでいく。

猫岳は雪なし、四ツ岳南面も雪なし、このところの好天で雪はみな溶けてしまった。畳平の手前の直線に出ると風も強く視界も悪くなってきた。今日も地獄2丁目だ。肩の小屋に出ても視界は悪い、白い中ただピークを目指すのみ、敗退はありえない。頂上小屋手前で板をデポしてロックオン、ようやく視界が出た。神はお見捨てにならなかった。山頂ではまさかの視界良好。無事ピクって記念写真を撮ったらすぐUターン、視界が良いうちに滑ろう。

雪は少ないが石を踏むほどではなく肩の小屋まで一気に滑り降りた。長野県側から数名が登ってきていた。帰りも根性で滑ってチャリデポまで95%は滑れたので大満足であった。雪は少ないが硬いのでボブスレーで快適に滑っていける。とてもツボで歩く気はしない。

チャリデポからあとは自動運転、国道ゲートまであっという間のヨッチャンであった。このまま南アルプスでも行きたかったが天気は下り坂なので自宅に帰ることにした。今日の予行で12月の立山も大丈夫だろう。

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1.白山初滑り 2021.11.14

今日地獄の中無事白山で初滑りを終えた。昨日地獄メンバーの大魔人とガンが石川県側から初滑りを終えたので自分らは岐阜県側の平瀬からバージンを頂くしかない、土曜はめちゃ忙しくて仕事が長引いて帰宅したのは18時半、ちょこつと仮眠して深夜0時過ぎに平瀬ゲートにトラ、コーエー、ボッチが集合。

ボッチはツボだが果たしてどこまで頑張れるかが楽しみだ。無雪期には無敵のボッチだが雪山はそんなに甘くない、雪山でのスキーの機動力を実体験してもらいさらに飛躍してもらおうと言うおせっかいである。深夜0時過ぎにゲートを仲良く出発、出だしからバトルはヤバいので皆でまったりチャリを漕いで1時間半で平瀬登山口に到着。雪もそこそこなのでここからスキー歩行した。ボッチはツボで頑張る。

YSHR先頭でツボのボッチのペースに合わせてスローペースで進む。皆ファットスキーで来てもらった。徐々に雪が増えていく。スキーは沈まないがツボは沈む。ボッチは最後尾だが大変そうであった。途中からスノーシューに変えたがそれでもスキーとの差は歴然だった。

小屋まで残り1kmほどで小屋を先に開けて待とうと考えて少しペースを上げるともうボッチは見えなくなった。大倉避難小屋は後ろの窓の鍵が閉められており入れずなんとか前のドアを頑張ってこじ開けた。ボッチは少し遅れて到着。まだ真っ暗で風がゴーゴー唸りを上げている。ここから先はさらに積雪は増え強風地獄だろう。ボッチに自分で進むか引き返すかの判断をしてもらった。

小屋から少し進んでボッチを待ったが来ないので僕が引き返して小屋まで見に行ったが途中でUターンして引き返したようだった。賢明な判断だろう。小屋の上は風が強くて暗闇だが皆ゴーグルかサングラスをかけないと厳しい状況だった。厳しい細尾根は緊張した。落ちたらアウトの場所だ。ここでようやく白んで来たが、ガスで視界は悪い。カンクラ雪渓に入れば風が収まるかと思ったが逆に向かい風が強くなった。

ハイマツ帯はスキーなら問題ないがツボだったら進めなかっただろう。ボッチは引き返してくれて正解だった。視界がない中GPSを頼りに山頂を目指す。初滑りから地獄とは人生こんなもんなである。今日はうちら以外に誰もピクれないだろう。ガスの中ようやく山頂が見え奥社で皆お参りした。早く地獄から脱出だ。

山頂から岩を抜けて落ちて行けた。YSHRを先頭に一気に滑り込む、皆無事付いてきてくれた。カンクラ雪渓に入ってようやく安堵した。コーエーはモナカが苦手のようでよく転けていた。細尾根のやばい場所も下りは一気に行く。小屋前まで一気に滑り込んでここでシールで登り返した。

あとは登山道滑りだ。YSHRとトラは一気に滑り込むがコーエーは安全運転でゆっくり降りてもらう。標高1750m辺りで激しく滑りすぎて岩に乗り上げた瞬間左のスキーが真っ二つに折れた。マジか、調子に乗りすぎた。折れたまま滑ろうとしたが板が刺さって無理だった。板を担いでトボトボ降りた。ボッチの苦労が身に沁みた。トラは登山口少し手前まで無事滑走。なんとか登山口に降りてしばらく待ってコーエーが来たので仲良くチャリでダウンヒルした。ボッチは先に降りて広島へ帰ったようだ。

まあ色々あった初滑りこれが人生である。

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