人気ノベルのアニメ化中止 原作者が差別ツイート謝罪
若者に人気のライトノベルを原作に10月から放送予定だったアニメ「二度目の人生を異世界で」の製作委員会は7日までに、制作と放送を中止すると発表した。原作者が過去にツイッターで中国や韓国に対する差別的発言を繰り返していたことなどがネット上で問題視され、本人が謝罪していた。
原作者のまいんさんは5日、ツイッターで過去の自身の発言について「多くの方に非常に不快な思いをさせてしまう、不適切な表現がありました」とわび、原作の一部の表現が「不快感を与える文章となってしまっている」とも認めていた。
6日にはアニメの主要キャスト4人が作品からの降板を表明していた。
製作委員会の公式サイトは、中止の理由を「一連の事案を重く受け止め」たためとしている。
原作は、94歳で死んだ剣術家が、魔物がすむ異世界に生まれ変わって活躍するファンタジー。生前、中国大陸で「世界大戦」に従軍し、3千人以上を斬殺したという設定だった。
原作は小説投稿サイトで発表され、ホビージャパンが書籍化、KADOKAWAから漫画版も刊行されている。5月にアニメ化が発表された。〔共同〕