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沖縄、濃厚接触者への連絡は感染者自身で 急拡大で保健所手回らず

毎日新聞 / 2022年1月10日 20時46分

沖縄県庁=那覇市泉崎1で2019年3月1日、遠藤孝康撮影

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染急拡大が続く沖縄県で10日、新たに779人の感染が確認された。同県では全ての保健所が感染者の濃厚接触者への連絡を保健所からではなく、感染者本人に直接してもらう対応に切り替えている。感染拡大で手が回らないという。

 那覇市保健所は9日に感染拡大に伴う対応を発表。「感染の爆発的拡大で、多くの人員を投入しても(調査が)追いつけない状況が続いている」とし「できるだけ早く多くの新規感染者に連絡を取り、濃厚接触者に外出自粛などの感染予防行動を迅速に取ってもらうことを最優先する措置」と理解を求めた。

 誰が濃厚接触者に該当するかは、県の定義に基づいてコロナ感染者が自ら判断する。県の担当者は「連絡は重症化リスクが低い感染者にお願いしている。基礎疾患がある方や高齢者、症状が重く自ら連絡できない方については保健所から連絡する」と説明している。

 10日現在、コロナ療養者は7514人。うち自宅療養者は3640人で、いずれも過去最多を更新した。自宅療養者の中には県の健康観察に「家族への感染が怖く車中泊している」と答えた人が複数いるという。【竹内望】

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