徳島・藍住町で12月、73歳の山田民子容疑者が詐欺の疑いで逮捕・起訴された。

夫の啓夫さんが死亡したことを役場に届け出ず、年金およそ15万円を不正受給した疑いが持たれている。

事件が発覚したのは2021年11月。

藍住町の職員から警察に、「この家に住む男性が何年も病院を受診していない」と相談があった。

家を訪ねてきた警察に、山田容疑者は「夫は井戸にいる」と口にした。

警察は、庭にあった井戸を捜索。

直径およそ70cm、深さおよそ5メートルの井戸の中から啓夫さんの遺体が見つかった。

警察は4日、山田容疑者を死体遺棄の疑いで再逮捕したが、調べに対し、「埋葬する義務は知っていた。わたしが井戸に入れた」と話している。

啓夫さんの遺体はすでに白骨化していて、少なくとも死後3年は経過しているとみられる。