早期教育が脳を壊す | 村井あけみの奮戦記

村井あけみの奮戦記

日本共産党 福山市議会議員を卒業いたしました。今後も政治をめぐる雑感、日々の暮らしなど、気楽に気ままにお知らせしてゆきます。現在、衆院広島7区予定候補として、国会進出を目指し奮闘中。引き続きよろしくお願いいたします。


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本日は、たんぽぽ保育園学習部会主催の子育て講演会でした。


広木克行神戸大学名誉教授の2日連続公演、保育園児の保護者を対象とした講演会です。



最初に、赤ちゃんは、胎児期に人類の系統発生の筋道をたどり、産道を通って生物が水中から陸上に這い上がって、肺呼吸をし、1歳半前後に2足歩行と単語を獲得するという発達の道筋を明らかにしました。


そして、大人の適切な働きかけで、人間関係をはぐくんで行くことを語りました。



しかし、今、親の「賢い子供に育ってほしい」という願いや不安に子育て産業が入り込み、「3歳では遅すぎる」「1歳では遅すぎる」と、英語や漢字などの早期教育がおこなわれている。


まだ発達していない脳にフラッシュカードなどで英語が教え込まれるなどのストレスをかけると、さまざまな弊害が起き、


子どもの脳が壊れたり、人格のゆがみを生み出すことが科学的に明らかになってきたと研脳科学者や教育研究者の論文紹介しながら示しました。


フラッシュカードは有害かどうかについて、幼児期にフラッシュカードに応える能力が高かった子どもほど、衝動的で多動である。


他人の心が読めない…自閉性、発達障害、自傷行為が止まらない、攻撃的などの弊害が生まれていると示しました。


同時に、子どもは育ちなおしの天才で、適切な働きかけや人間関係を丁寧につむいでゆく中で複眼してゆくことも語りました。


幼児期には、肉声での語りかけやスキンシップ、土や水、泥など、自然の中でたっぷり遊ぶことの大切さを語りました。


たんぽぽ保育園など、「さくら・さくらんぼ保育」を源流とする人間発達の自然に即した、科学的保育の実践に確信が持てる示唆を与えられました。






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