元県知事の高橋和雄氏が死去 91歳、3期務める

2022/1/9 09:02
高橋和雄氏

 県知事を3期務めた高橋和雄(たかはし・かずお)氏が8日午後5時32分、老衰のため山形市寿町17の4の自宅で死去した。91歳。山形市出身。葬儀は13日午後2時から山形市鉄砲町2の21の25、セレモニーホール山形で営まれ、一般焼香は同日午後0時半から。喪主は長女恭子(きょうこ)さん。

 高橋氏は東北大卒。県農林水産部長、県教育長、副知事などを歴任した。1993年2月、元知事の故板垣清一郎氏の病気による辞任を受けて知事選に出馬。元県議の土田正剛氏(現・東根市長)ら新人5氏による激戦を制して初当選した。97年1月、2001年1月に再選を果たしたが、4選を目指した05年1月に新人候補に敗れた。

 知事時代は山形新幹線の新庄延伸、東北公益文科大の開学、全国に先駆けた少人数学級の導入などに尽力した。一方で大手ゼネコンから献金申し込みを受けたとされる「笹かま事件」もあった。06年の春の叙勲では、3期12年間にわたり県政発展に尽くしたとして旭日重光章を受けた。

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