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悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 作者:浜千鳥
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光の魔力(弁論)

前世の社畜生活では、炎上案件の対応でクライアントの役員とかにプレゼンする時、ダメ出しされそうだけどやる必要があることを、役員ウケが良いように言い換えて話すのは日常茶飯事だった。公爵令嬢になった今でも、つるっと出てくる。


「え……?」


頭がついていかなかったらしく、ユーリはきょとんとする。

そんな彼に、コルニーリーが悪友らしくにやにや笑った。


「すごいなー、お前の光の魔力でこんなことができるんです!っていうのが本当に見せたいものだってことにするんだってさ。お前、主役じゃないか」

「は⁉︎」

「顔がまずいせいで劇には出られないけどさ」

「なんだとー!」

「エフメ様、おやめくださいまし。ご友人をからかうなど、いけませんわ」


めっ、とエカテリーナが目顔で叱ると、コルニーリーは素直に頭を下げる。妙に嬉しそうに見えるのはなぜだろう、と内心でエカテリーナは首を傾げた。


「レイ様、わたくしが申しましたのは、ただの方便というものですの。重く考えることなく、クラスの一員として、学園祭を楽しんでくださいまし」

「は……はい。あの、でも、魔力制御の発表だったらそれこそ火属性とか雷属性で、的を焼きつくしたり吹っ飛ばしたりする、かっこいいのを見せるものだって姉が……光属性なんて、うちのクラスがかっこ悪いと思われないか心配で」


うじうじとユーリが言うので、エカテリーナは思わず声を強めた。


「そのようなこと!レイ様の魔力は素晴らしいものと存じますわ。光といえば、祝祭では花火が打ち上げられますわね。あのように、催しに彩りを添えるものとして、評価され喜ばれるべきものでしてよ」


光の魔力の見応えは、LEDやレーザー光線を駆使した前世のエンタメとさえ一味違った良さがあった。数百年先の科学技術と張り合えるんだから、君はかっこいいよ!


「そう……たとえば建国祭などの式典では、歌が歌われ花火が打ち上げられるそうですわね」


幽閉のち引きこもり令嬢のため実際に式典に出席したことはないけれど、話に聞くとそうらしい。


「そうした式典をより感動的に演出し、皇国の威信を改めて臣民に知らしめる手段すべとするため、光の魔力を探究いたしましょう!」

「いやそんな大それた!」

「という名目にするのですわ」


エカテリーナが話にオチをつけると、ユーリはカクッとなった。

……可愛いな、この子。家庭内でいじられキャラだったのは、なんかわかっちゃうわ。


と、コルニーリーがおずおずと手を上げた。


「あの、ユールノヴァ嬢。俺、いや僕、典礼院の役人に親戚がいまして……学園祭に招待してこれを見せることができたら、もしかしたら……」


ん?


「よ、よせよ。お役人にそんな、光の魔力を式典に使ってもらうなんて話をしたら、怒られるかもしれないし」


と言いつつ、ユーリはものすごくそわそわしている。もし本当にそんな役割を与えてもらえることになったら、就職内定だ。しかも典礼院の文官という、誇れる立場。突然芽生えた希望と不安に、どうしたらいいのか解らない様子だ。


「いや、招待したからって来てくれるかはわかったもんじゃないけど……でもほら、フルールス嬢やセレザールもいるし。音楽神に招かれた音楽家は、国家行事で音楽を披露するそうだから」

「まあ!なるほど、仰せの通りですわね。事前にオリガ様の歌声やレナート様の楽曲を確認できる機会があるとなれば、おいでいただけそうですわ」

「ひ……」


ユーリは硬直してしまった。

エカテリーナは微笑む。


「レイ様。わたくし思いますの……火や雷の属性がもてはやされるのは、戦乱の世にそうした属性の魔力で武勲を立てた勇士や、ピョートル大帝の武勇が知られているからですわね。もちろん、強さは大切なものですわ。わたくしのお兄様も、皇国に何かがあろうものなら、直ちに陛下のお役に立つため日々鍛錬を積んでいらっしゃいます。

だからこそ思うのですわ――平和ほど尊いものはないと!」


前世日本の価値観もありはしますがそれよりも。

お兄様の過労死フラグだって許せないのに、戦死戦傷のフラグなんて‼︎

ダメ絶対×100‼︎


拳を握っていきなり盛り上がった公爵令嬢に、ユーリもコルニーリーもキョトンとしている。


「戦いに役立つ魔力ばかりを尊しとする考えには、わたくし、賛同したくはございません。日々の楽しみ喜びに魔力を活かすことも、また尊いと存じますの」


火の魔力で料理して、何が悪い!

土の魔力で畑を耕したことだって、人によっては非難するんだろうけど、私は反省いたしません!村の皆さんが喜んでくれたんだから!

光の魔力をただ「キレイ〜」って楽しんで、何が悪い!


「戦時ならばともかく、今は平和ですわ。先達が営々と努力を重ねて、保ち続けた平和でございます。皇国の安寧と発展を喜び楽しみ、この平和をさらに守らねばと心に刻む、そのためには武を重んじる以外の価値観も育てるべきと存じますわ」


なんか、うまくは言えてませんけれども……。


皇国はかなり長いこと大きな戦争をしないで済んでいるんだけど、直前までいったことは何度もあったらしいのよ。セルゲイお祖父様が宰相をしていた頃にも、他国の戦争が飛び火してきて本当に緊迫したことがあったと、ノヴァクさんが話していた。

結局、外交交渉で戦うことなく切り抜けたそうだけど、大変だったのは他国との交渉よりも、国内の主戦派を抑えることだったと。


皇国の誇りにかけて参戦すべき!と主張する主戦派に、御前会議でお祖父様はこう言い放ったそうな。


『誇りだけのためにする戦争など、国家的な無駄遣いにすぎない。

臣民の血を無駄に流すことの、何が皇国の誇りか。臣民の生命と国費を消費して、それに見合うほどのものが得られる状況ではないことは、火を見るより明らかだ。誇りのために愚行を為せば、皇国の威信はかえって地に落ちるだろう』


戦争は国家的な無駄遣い……って、孫子の兵法に書いてあったことに微妙に似ているような。確か、戦争するには兵器やら装備やら糧食やらでめちゃくちゃお金がかかるんだよ、戦争するならそれに見合うだけの状況かをよくよく考えなさい、みたいなことが書かれていたはず。

二千五百年くらい前からずっとリスペクトされている思想と一致していたお祖父様、すごくないだろうか。

理の当然といえば、そうなのだろうけど。


戦うことが必要な時はあるのだと思う。盲目的に平和を唱えても、それでは駄目な場合はあるに違いない。前世日本と違って、皇国は隣国と地続きで国境を接する。必要ならばためらいなく、電光石火で動かなければならないんだろう。

でも、誇りにかけてとか、勇ましく戦うことがかっこいいから戦う、というのは駄目だ。と思う。


強いことはかっこいい。

でも、強くなければかっこよくないわけじゃない。


あー、うまく言えない!

でも、今はともかく!


「光の魔力は、美しゅうございました。美しいものなのですもの、良きものですわ。レイ様の魔力制御は、お見事でした。我がクラスの誇りとして、皆様に見ていただきとうございます。どうかもう、ご自分を卑下するようなことは、仰せにならないでくださいまし」

「ユールノヴァ嬢……」


ユーリが感動の面持ちになる。


「もしやすればそれで、他の光属性の魔力を持つ方々にも喜んでいただけるかもしれませんわ。素晴らしいものになるよう、お互い精進いたしましょう」

「ありがとう……僕、頑張ります」




かくして後日、ユーリはクラスの皆の前で、光の魔力を披露した。

光が見えやすいよう暗くした室内で見る繊細な光の変化に、クラスメイトは感嘆し、喝采。もちろん満場一致で劇の演出に採用される――と思いきや、こんな声が上がった。


「とても美しいと思いますわ。でも、舞台をこんなに暗くしてしまうのでしょうか?それでは、衣装も、背景も、ほとんど見えなくなってしまうのでは……」


裁縫上手な衣装係の女子たちの一人の言葉に、他の衣装係や、背景を描く大道具係、小物を作る小道具係までが、はっとした表情になる。特に他の衣装係の女子たちには、がぜん反対の気配がみなぎった。


が、エカテリーナはあわてず騒がず、にっこりと微笑む。


「お言葉は、まことにごもっともですわ。実はわたくし、思っておりましたの。そもそも皆様に作成していただく衣装や背景の絵などは、一度きりの劇でご覧いただくだけでは、あまりに惜しいのではないかと……。ご存知かしら、食べ物をお出しする他のクラスでは、有志が給仕の衣装を作成するそうですわ。それに比べて、劇の舞台は観客と離れておりますでしょう。わたくしはできれば、皆様が縫う衣装の細かく揃った縫い目までお解りいただけるような、近い距離でお客様に見ていただきとうございます」


そしてエカテリーナが提案したのは、劇を上演する日に朝から俳優役が衣装を着て、他のクラスの展示などを見て回ることだった。


「なぜそのような服を?と尋ねられたなら、演じる劇の衣装ですとお答えいただくのです。これは同時に、我がクラスの劇の宣伝ともなりましょう。せっかくの劇を多くの方に見ていただくための、ひと工夫ですの。背景や小道具は、学園祭が終わるまで教室に展示して、皆様にご覧いただいては。レイ様の光の魔力で評判を取ることができれば、その劇で使用した道具にも興味を持っていただけるかと……ご家族が学園祭にお出でになる方も多くいらっしゃいましょう、教室へお連れになってよく見ていただくのも、良き思い出になるのではありませんかしら」


ミハイルのクラスで女子が給仕服を作ると聞いた時から、温めていた考えではある。

また、これも前世の炎上案件の対応スキルの一つだった。クライアントが大企業であるほど、案件対応に妙な横やりが入ったものだ。それは、システム部門の本部長と某役員の派閥争いに伴う主導権争いだとか、内輪もめみたいなものの余波をくらっているのだと知って『よそでやれ〜!』と内心絶叫しながら、両方に利のあるやり方をなんとかひねり出して切り抜けたり、あれこれしていたのだ。

当時はひたすらストレスだったが、まさか生まれ変わって役に立つとは。


エカテリーナの案を聞いて、裁縫女子たちは目を輝かせ、大道具係たちもうなずいた。

そのようにして、円満に、光の魔力は劇の演出に取り入れられることになったのである。

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