我が家の三男は中等度知的障がいありの自閉症です。
現在6歳1ヶ月
2歳10ヶ月から発達支援デイに週2〜3日通い、目から、体から、耳から刺激を入れていく生活を始めました。
定型発達の子なら親と過ごしているだけでなんとなく吸収したり、身振り手振り声かけ等で少しずつ覚えて行ってくれますよね?
でも、自閉症の子の場合、自然に吸収するというのは難しい部分があります。
それが、コミュニケーション能力なんです。
うちの子の場合に限って書きますが、もしかしたら同じような特性のお子さんを育てる方のヒントになるかもしれないし、安心材料になればいいなと。
1番上の子は今年6年生になります。
今のところ大きな困り事はありませんが、おそらく自閉スペクトラム症であるとは思っています。
ですが、本人は楽しそうだし、自由な感じではあるので、診断も療育も特にはしていません。
ただ、将来、あれ?僕なんだか人と違うかも?と感じた時に対応出来るように発達障がいや自閉スペクトラム症に関して、三男の行動等を見たり、周りの大人(家族)を見たりしながら、フルオープンで色々伝えています。
人と違う事は悪い事じゃない。
苦手な事や、周りに迷惑をかけるシーンがあればどう動いていけばいいか?など、一緒に考える時間を作っています。
これは、
言葉や感情が育っている長男だから出来る事
ですが、そんな長男も2歳頃は色々大変でした…
ママとの手遊びを喜ばない。
ママの膝には座らず走り回り、喋り出したらパパ大好き、パパいちばーんなんてね…
相当落ち込みました。
私がいつも一緒にいて面倒見てるのに、なんで??
と。
でも、これ、今思えば私も長男に期待しすぎていて。
なんで周りと同じように出来ないの!?
恥ずかしい!
なんでこの子はこんな感じなの?
って、愛しているけど受け入れきれていない部分がありました。
私も母親歴11年になり、三男のおかげで、自閉症や発達障がいについて詳しくなるにつれて、長男の昔の行動を理解できるようになり、
長男は私の事が嫌いではなく、ただのパパ好きという事が分かり、ママはママで好きなんだという事
そして、特性ゆえに、手遊びや絵本よりもくるくる回ったり走り回ったりするほうが落ち着くし、楽しかったと言う事。
そして、成長と共に発達遅延の部分も追いついて来て、幼稚園に入る頃にはじっとお話を聞いたり、周りに合わせる事も出来るようになって来ましたよ
自分なりの解釈が強過ぎてちょっとした諍いになる事はありましたが、都度自分の気持ちと相手の気持ちを理解して行くように伝え、すぐにアイツが悪い!アイツのせいだ!という部分をいったん受け止めてクールダウンさせてから、どうして〇〇君は、そんな事を長男くん(名前)にしたのかなぁ?と考えさせるようにして、〇〇くんにも怒る理由、叩く理由、いじわる(のように受け取れる)をした理由を見つけさせる練習をしました。
次の日に仲直り出来るように、長男の気持ちを和らげる事を第一に考えながら、少しずつ自分本位ではなく、相手とのバランスを取って行けるように。
まだまだな部分ももちろんありますが、5年生の今、お友達と喧嘩をすることもほとんどなく、他者理解は進んできていると思います。
また、カッとなるところも和らいで、次男以外には優しいです
三男は…まだお話して理解できるところまでは成長出来ていませんが、2歳の頃よりは、かなり成長しています
あの頃は何を語りかけても、
どこ吹く風〜
で、視界に入りに行かないと止められない事が多かったのですが、
デイに行き、幼稚園に入り、親以外の大人やお友達と接する機会が増え、目や耳、体からの刺激が増え、少しずつ、少しずつ自分以外の人を認識出来るようになって来ました
今は発語が無いために判定が難しい部分もありますが、毎日接している中で、言葉の理解はかなり進んでいると感じています。
最近は声かけだけで反応してくれる事も増え、視界に入らなくても、
行かないよ!
ストップ!
などで振り返ったり、戻って来てくれるようになり
デイや幼稚園の日がランダムであるために、いつもと同じが落ち着く三男にとっては、軽くパニックになる事も多々あるんですが、
デイのリュックを見せたり、制服や体操服など行事によって服装が変わる時はあらかじめ何度も見せたり、理解できないと諦めずに言葉での声かけも続けて、積み重ねて来ました。
毎日の生活の中で出来る事はたくさんあります。
100均でホワイトボードや磁石付きのプレートを買って来て冷蔵庫や玄関ドアに貼り、積極的に視覚支援もしています。
絵カードは持っていません 笑
でも、それなりにママが我が子に合わせてカスタマイズしていくだけでも療育のまねごとくらいにはなります♡
もちろん、専門家の手を借りたり、書籍等を使うのも良いと思います。
ママが我が子に合わせて、また、ママが負担の少ないように、タイミングを見ながら進めばいいと思っています
何事もバランスが大事
頑なに自分の意見だけで動くのもリスクはあると思います。
ただ、専門家やカウンセラー、お医者様の言いなりというのもどこかでママの心に負担がかかる事もあるかもしれません。
どちらかに偏るのではなく、上手に色々取り入れつつ、自分と我が子に合わせてカスタマイズしていけたら良いのではないかなと思っています。
役所や医療機関、デイ、園や学校、色々な場所で居場所や拠り所を作りつつ、振り回され過ぎず、引きこもり過ぎず、ちょうど良いバランスを取って行く事。
発達グレーの長男の子育て歴11年。
定型であろう、でも癇癪強めの個性的次男の子育て歴9年。
知的障がいありの自閉症、療育手帳取得済み三男の子育て歴6年。
やっと私も落ち着いて来ました
右も左も分からずテンパり気味、周りの意見に翻弄され辟易正解を求めて走り回った過去があるから今があるとも思っています。
悩んだり落ち込んだり、周りと比べたりする事の多い幼児期、それでいいと思います。
そして、そんな自分を責めないでください
毎日頑張っている。
毎日一所懸命に子育てしている自分を褒め、労う時間を取ってくださいね
大変な子育て、
怪我をさせないように、少しでも成長出来るようにと毎日考え、子供と過ごしている、子供のそばを離れずに頑張っている。
それだけで、尊い事
そして、
1人で抱え込まない事
父親でも、祖父母でも、近所の人でも、ママ友でも、役所の人でも、頼れたり話せる人を作る事
周りは敵じゃ無い(あ、そんな事考えていたのは私くらいか?笑)
自分の子育てを批判されたような気持ちになる時は、十分頑張っている時だと思います。
そんなママの頑張りを否定せず、
明日は明日の風が吹く〜
くらいに思って、
美味しいスイーツやご飯でも食べてくださいな
タイミングは必ず来ますから
うちの三男もついに来たかも