先日、某生放送でチャットしていて、難読漢字の話になったんですよね。
「読めそうで読めない・・・っていうか、なにこの漢字!?」と思ったことありませんか?例えばこんな漢字。
蝸牛・雨虎・翻車魚・孑孑
普段ほとんど目にすることはありませんが、『読めそうで読めない漢字』や『成り立ちが特殊な漢字』っていっぱいあります。
今回は、初級・中級・上級・超上級とレベル分けをして、難読漢字をクイズ問題形式で出したいと思います。もちろん、上記の漢字も入っていますよ。誠に勝手ながら、これを読んでしまったあなたへの挑戦状です!
それぞれいくつ読めたのかアンケートを付けてみましたので、よければぜひポチッてください!(回答結果は随時溜まっていきますので、他の人がどれくらい読めたのか分かりますよ!クイズだと思って是非チャレンジしてみてください)
▼【新作】漢字記事はこちら▼
初級編
まずは初級編です!比較的目にすることも多い漢字をピックアップしてみました。
結構読める漢字も多いのではないでしょうか?
問題
- 海星
- 心太
- 賽子
- 蝸牛
- 所謂
- 贔屓
- 熊猫
- 子守熊
- 案山子
- 百舌鳥
回答(解説と由来)
海星
読み ひとで字の如く「海の中にある星の形をした生物」ということで「ひとで」です。
これは比較的易しかったでしょうか。
心太
読み ところてんあのちゅるんとした喉越しの良い食べ物「ところてん」です。
なぜこう書くかというと、俗に「こころふと」と呼ばれていて、この漢字が当てられたようです。
非常に易しい漢字ですが、こんな読み方をするとはなかなか思わないですよね。
賽子
読み さいころギャンブル系の漫画が好きな方はわかる方多いですよね。六面体の転がすやつ「さいころ」です。「賽子」と書きます。
「賽は投げられた」という言葉がありますが、「賽」だけでサイコロの意味を成します。それにコロという接尾語が付いたようです。
蝸牛
読み かたつむり虫偏に咼(うずの意味も)、そして牛のような角があるので「かたつむり」です。
食用かたつむりもありますよね。美味しかったですが、あれは見た目が食欲をそそりませんでした(笑)
所謂
読み いわゆる普通に日常的に使いますよね「いわゆる」。
これは漢文の「謂フ所ノ」から来ています。似ているところで、「所有」を「あらゆる」と言いますね。
贔屓
読み ひいき「今後ともご贔屓に」とよく使われますね。「ひいき」は「自分の気に入った者に目を掛け力を添えて助けること」を意味します。
中国の伝説上の生物である「贔屓」が語源で、「支えてその物に力を貸す」という意味で使われていることから、現在の使われ方になったようです。
熊猫
読み パンダパンダを中国語で読むと「熊猫」になるので、別名漢字として入れてみました。
ちなみに最後に「猫」と付いていますが、「ネコ科」ではありません。「哺乳綱ネコ目(食肉目)クマ科」なので、熊に分類されます。
紛らわしい…。
子守熊
読み コアラ「コアラ」の別名で「子守熊」と書きます。これも漢字の読みか?という点では、ちょっと違いますが、お気になさらず。
ちなみに、「熊」と書きますが「クマ科」ではなく「コアラ科」です。こちらも紛らわしい…。
案山子
読み かかし田んぼとかによく立っているとされていますよね。非常に手抜き感のある「かかし」が想像できると思います。
もともとは、悪臭で鳥や獣を追い払っていたことから、「嗅がし」と呼んでいたのが濁りが取れて「かかし」となったようです。当て字のようです。
百舌鳥
読み もず鳥の一種である「もず」のことです。漢字3文字なのに、読みは2文字という不思議な漢字です。
この名称は「モ」が鳴き声、『ズ』が鳥を表す接尾語とする説が有力です。色々な鳥の音を真似ることから、この漢字が当てられたと考えられます。