12月30日（木）日本テレビ系で放送の「THE突破ファイル」は、「突破市役所 なんでもスグやる課」を放送。

全国の自治体には様々な課があるが、そこで対応しきれない問題に立ち向かうのが自治体に存在する「すぐやる課」。今回はサル、イノシシ、クマなどの害獣軍団の被害に
苦しむ住民を救う！

「なんでもスグやる課」課長役をマヂカルラブリーの野田クリスタル、
部下の職員役を生駒里奈が、農家の夫婦役を錦鯉の長谷川雅紀＆沙羅が、
猟友会役をマヂカルラブリーの村上が、町内会長役を錦鯉の渡辺隆が演じた。



その日、スグやる課に「ウチの畑が大変なことになってるんです！
とにかく早く来てください！」と、男性が駆け込んできた。

男性と共に現場に駆けつけると、そこにはサルの群れが！



農家の男性がシャベルを持ち威嚇すると、
サルたちは散らばっていった。



スグやる課の女性は警察と猟友会に連絡することに。このままでは畑の白菜が全滅してしまう。



「なんでもスグやる課にお任せください！」



今回はサルの撃退だと思っていたその時！！
後ろの草むらが大きく揺れ、
そこからイノシシが飛び出してきた！



「今度はイノシシだと…しかもこいつ相当人間慣れしてるな…」
勢いよく突っ込んでくるイノシシをギリギリのところでかわし、
互いににらみ合っていると…

なぜかサルとイノシシの様子が急変。
怯えたようにその場から去っていく。不審に思うと、森の中から冬眠しているはずの
巨大ツキノワグマが現れた！





「逃げるぞ！」

農家の男性が逃げようとするが、クマは背を向け逃げるモノを追う習性があり、
そのスピードは時速約50km、一瞬にして追いつかれてしまう。



そんな中スグやる課の男性は一か八かと大声で上着を大きく頭上に掲げ、「クマー！邪魔—！！クマ邪魔ー！！邪魔—！」と大声で叫ぶ。
すると徐々にクマが後退し、逃げていった。



クマは自分より大きなモノに威嚇されると、危険を感じ怯むこともあるのだ。

そしてスグやる課はサル・イノシシ・クマの撃退に取り組むことに。



近年、サルやイノシシなどの害獣の目撃情報は増加。農作物被害額は全国で160億円以上だという。一体、人を恐れない害獣軍団をどう追い払えばいいのか？



市役所内にスグやる課・猟友会・警察官・住民たちが集まり、「害獣被害対策等に関する緊急会議」を実施。



そもそもなぜ冬眠の時期にクマが登場したのかを猟友会に聞くと、
温暖化の影響で秋に十分な栄養が取れず、冬眠しない “穴持たず”というクマが急増しているという。穴持たずのクマは空腹ゆえ凶暴化しているため大変危険だ。

そこでまず行った対策は、爆音カー作戦！！
聞き慣れない音を嫌うというクマの特性に対し、爆音カーで村中を移動する作戦！



実際に田畑でDJ イベントを開催し、害獣を追い払ったという事例もあるという。

だが、爆音カー作戦は効果に乏しく、害獣軍団の暴れっぷりはエスカレートする始末。クマの目撃情報も増える一方。



しかし、それにより見えてきたある事実が。害獣が出没した場所を記録した地図を見ると、被害が起きている地域と起きていない地域が分かれていた。





被害が全く起きていない地域に訪れ調査を行うと、定期的に
草を刈り、キレイに手入れがされていた。それとは逆に害獣達がよく出没するエリアは
耕作放棄地が多く雑草だらけになっていた。

本来、警戒心が強い野生動物だが、過疎化や高齢化で使われなくなった農地が雑草だらけになり、身を隠して人里に近づけるようになった。そのため人の声や車などの音に慣れてしまった可能性があるというのだ。



そこで、続いての作戦は農地の草むら一掃。草刈りを行い、これで大丈夫かと思ったその時、子グマと巨大な母グマが出現！





慌てて倉庫の中に隠れ難を逃れた。クマたちは何度も村に降りてくるうちに、
人間に慣れてしまった可能性があり草刈りは効果がないという結果に。

「もう廃業するしかないか…」と、農家の男性も諦めかけていた。

「本当に俺たちにできることはないのか、クマにイノシシ、サル…どうすれば追い払える…なにかあるはず…考えろ…考えろ…ん？」

そして、突破アイデアが！





それは、犬を使ってクマ・イノシシ・サルなどの害獣を山へ追い払う、犬の自警団作戦！



各家庭の愛犬をプロの訓練士が指導し、人里にやってきた害獣たちを追い払うようにしつけられ、ペット自身も身を守ることに繋がるという作戦だ。

この訓練費用は自治体が一部を負担し、どの家庭でも手軽に利用することができるという。

そして見事、害獣を追い払うことに成功！





犬はテリトリー意識が高く、侵入してくる害獣が近づく前に吠えていたことが作戦のヒントになった。

熱き公務員が地域と連携し、村を救った見事な突破劇であった！