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寒の入り 美鈴湖がほぼ全面結氷

 二十四節気の一つで「寒の入り」とされる「小寒」の5日、松本・木曽地方は晴れて厳しい寒さとなった。木祖村薮原で氷点下11.3度、松本市今井で同11.0度を観測。同市沢村も同7・3度まで冷え込み寒中を実感させた。

 松本市三才山の美鈴湖(標高約1000㍍)では湖面がほぼ全面結氷した。釣り場を管理するウテナ荘によると、元日ころに湖面全体が凍り付き現在の厚さは最大約5㌢。人が乗るには心もとなく、訪れた客は桟橋付近の氷を割ってワカサギ釣りを楽しんでいた。管理者の松島正人さんは「近年例を見ない早い結氷ペース」と驚き「あと15㌢も凍り付けば3年ぶりに穴釣りが解禁できそう」と期待した。
 気象庁の週間天気予報によると、寒さは10日ころから徐々に緩み、12日にかけての松本の最低気温は氷点下2~4度。今後、一年で最も寒い時期とされる大寒(20日)を経て、立春(寒の明け=2月4日)前日の節分までを「寒の内(寒中)」と呼び厳しい寒さが続く。

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